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Windows Web Server 2008 構築と運用のポイント

2009年7月22日(水)
細田 隼平

Perl on IISのクイックステップ

 次にPerlのアプリケーションをIISで動かすためのクイックステップを以下に紹介します。

1)ActivePerlの32bit版をダウンロードしインストール

2)必要なライブラリをppmでインストール。存在しない場合はPPMのリポジトリを追加する。
→詳細は前回のMovable Type Open Sourceインストールの項(http://thinkit.jp/article/983/3/)を確認してください。

3)IISの設定を行う
(スクリプトマップで*.cgiや*.plとperl.exeを関連付けるようスクリプトマップに追加する、引数として「 ”%s” %s」を忘れない、既定のドキュメントにindex.cgiを追加する、64bit OSの場合はアプリケーションプールの32bitアプリケーションの有効化)

4)アプリケーションへ変換
 IIS特有のステップです。具体的な手順としてはIISマネージャより配置したWebアプリケーションのフォルダを右クリックして「アプリケーションへの変換」を行います。この操作によりWebアプリケーションに同梱(どうこん)のファイルが見つからない(「Can't locate xxxxx in @INC」といった表示の出る)問題が解消されます。

 なお、PerlはFastCGIでも動きますが、そのためにはWebアプリケーション内でFastCGIモジュールを呼び出すなどFastCGI向けにプログラムの書き換えが必要となります。

「.htaccess」の設定はIISの機能で行う

 IISでは「.htaccess」は認識されません(そもそも「.(ドット)」で始まるファイルの作成は推奨されません)。

 しかしながら、多くのオープンソースWebアプリケーションでは「.htaccess」にアクセス制限や基本認証の追加など、セキュリティー設定上非常に重要な役割を担う記述が多いため、IISではこの「.htaccsss」に記述された設定を、IISの各機能を利用して設定しなければなりません。

 ここでは、どの項目をどこから編集すれば良いのかを示します。

・IPアドレスやドメイン名によるアクセス制御
(「IISマネージャ > サイト名(Default Web Site) > 設定をしたいフォルダ > IPv4 アドレスおよびドメインの制限」で)
※事前に役割サービスから「IPおよびドメインの制限」のインストールが必要になります。

・基本認証など認証設定
(「IISマネージャ > サイト名(Default Web Site) > 設定をしたいフォルダ > 認証」で)
※事前に役割サービスからセキュリティー関連で実装したい認証方式のインストールが必要になります。

・mod_rewriteの設定
(「IISマネージャ > サイト名(Default Web Site) > 設定をしたいフォルダ> URL Rewrite」で)
※事前にURL Rewrite Moduleのインストールが必要になります(前回のWordPressの項目を参照してください)。

・読み込ませるphp.iniの変更
(「IISマネージャ > サイト名(Default Web Site) > 設定をしたいフォルダ> ハンドラマッピング」から、別のphp.iniファイルを読み込むようパラメータを付与したモジュールマップの追加で)
※複数のphp.iniパラメータを使い分ける方法の詳細はインストールマニアックス2009レポート(http://thinkit.jp/article/975/3/)にて浅見さんが解説しています。またハンドラマッピングでは「*.php」が複数マッピングされますが、ハンドラマッピング画面の「順序指定された一覧の表示」画面からマッピングの優先順位を変更できます。

2002年SIerに入社し、一貫してWebシステムの開発に携わる。2007年フリーランスとして独立。現在はモバイルコンテンツサイトのマーケティング支援としてBI構築、SEO、SEMに携わっている。所有資格はRHCE、Oracle Certified Professional、テクニカルエンジニア(ネットワーク)など。「IIS de OSS」(http://guitarfish.wazure.jp/)にてIISにOSSをインストールするノウハウを展開中。

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