第4回:「顧客企業が本当にして欲しいこと」を見える化する「エルテックス」 (2/3)

優良企業の見える化
ThinkITが分析する 優良企業の見える化

第4回:「顧客企業が本当にして欲しいこと」を見える化する「エルテックス」
2006/7/19

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ThinkITが分析する 優良企業の見える化 エルテックス編

エルテックス 代表取締役 犬飼 邦夫氏
株式会社エルテックス
代表取締役
犬飼 邦夫氏

大手カーディーラーの企画室で自動車業界の業務知識とシステムの知識を学び、エンジニアに転身した。その後エルテックスを起業して、現在に至る。

社名の由来
社名の由来
エルテックスという社名は「エレクトロニクス」と「エクスパッション」をあわせたものだという。エレクトロニクスという革新的なものを世の中に広げていきたいという当時の犬飼氏のアツイ想いが伝わってくる。


株式会社エルテックス 取締役 ERP 事業部長 土屋 勝光氏
株式会社エルテックス
取締役
ERP 事業部長
土屋 勝光氏

中堅SIerでERP事業の立ち上げ、大手外資企業のシニアマネージャーを経てエルテックスに入社。
多くのSAP/R3導入の実績を持ち、2003年にはSAP.AG.より世界で12名選出されるというSAP Diamond Circle Award2003を受賞。


「顧客の要求に答えるノウハウ」を見える化
現場の経験が基となっているシステム開発
Question5 エルテックスにはどのようなノウハウがあるのでしょうか
   当社のシステム開発の基礎となる部分ですが、「実施に基づく知識・経験を武器にしよう」ということが前提としてあげられます。当社は1985年に創設され、その時に手がけていた事業は大手自動車メーカの全国のディーラーで利用されるオープン系の業務・販売システム開発でした。

   なぜこうした業務を中心にしていたかというと、私自身がその自動車メーカの販売ディーラーの経営企画室にて業務の効率化をはかっており、その時に培われた業務への深い知識が非常に役立っていたからです。つまり経営企画室での業務を通じて、自動車を売るための流れや販売に付随する在庫の処理や保険・修理への対応などのノウハウを持っていたからであり、こうした経験がソフトウェア開発会社として起業する際の強みになったのです。

   現在ではECサイト構築やERP事業が当社のメイン事業となっていますが、「現場の声をくみ取ってシステムに反映する」という当たり前のことは変わらずに実行しています。

   どのような事業でもこの意識を欠かさないことが当社最大のノウハウではないでしょうか。


Question6 「まずは実施」という理念はERP事業にも活かされていますか
   ERP事業をはじめる時はまず自社内のシステムをSAP Business Oneで構築し、その検証とノウハウの蓄積をしてきました。そういった経緯から、SAP Business Oneの導入・運用ノウハウやサポート体制について大きな自信を持っています。「今期は投資を行い、来期からは回収のフェーズ」ということを目指しています。

   昨年までは先行投資を行ってきましたが、今年は完全に収益部門となりました。システム構築の世界では、「現場の求めるもの」と「SI企業の提供するもの」が大きく離れていることもあります。それは、SIerがクライアントのコストを無視したソリューションやプロジェクトを提案することでもあるからです。

   本来ならば3,000万円程度のコストで済むところを、あまり必要のない機能を次々と追加して1億円規模のプロジェクトにして提案することも多いと思います。資金の豊富な大手企業ならば対応できるかもしれませんが、中堅・中小規模の企業がこのような提案に応えることはできません。

   当社がERPを中堅・中小企業向けに提供する背景には、企業規模によらず、ERPは企業にとって大きなメリットを与えるという想いがあるのです。


「エルテックスがエンジニアに与えるチャンス」を見える化
Question7 多くのSIerの中で、エルテックスがエンジニアにできることは何でしょう
   エンジニアリング業界で働く魅力の1つに、「自分の手がけたシステム・アプリケーションが動くことに喜びを見い出せる」ということがあると思います。

   もちろんその通りだとは思いますが、次のステップに進むためにはシステム構築だけでは臨むことはできません。なぜならば、「自分の手がけたシステムやアプリケーションがどう機能し、それがクライアントのビジネスにどのような影響を与えるのか」という部分まで考える必要があるからです。

   このことを当たり前と感じる方も多いと思いますが、指示にしたがって黙々と働くケースというのが非常に多いと思います。20〜30歳代のうちはそれでも構いませんが、40代には違う強みが必要となってくるのです。

   40代のエンジニアは若い世代に対してアドバンテージが少ないのかといえば、決してそのようなことはありません。長い間の実務経験で培った業務・人生経験は活かしどころを得れば非常な武器になります。それは上流工程やコンサルタントといった自分の知識・経験が発揮できる部分なのです。

   こうした部分に気づき、すこしでも早く自分のポジションをシフトすることこそがエンジニアにとって重要なことではないでしょうか。当社は設立当初からお客様のビジネスを考えてプロジェクトに取り組むスタイルを実施しており、すべてのエンジニアに対して「モノ作りをするだけのエンジニア」ではなく、「考えるエンジニア」になることを目指す文化を育んでいます。

   そのため開発に関する技術はもちろん、業務ノウハウやプロジェクトマネジメントにも精通したエンジニアが数多く揃いました。当社へ転職を希望される方、また実際に社内で働くエンジニアからは「顧客折衝術を修得しやすい」という声をよく聞きます。

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INDEX
第4回:「顧客企業が本当にして欲しいこと」を見える化する「エルテックス」
 どのような事業を展開していますか
エルテックスにはどのようなノウハウがあるのでしょうか
 エルテックスで働く魅力とはなんですか
ThinkITが分析する 優良企業の見える化
第1回見える化を推進するハイレベルな技術者集団「豆蔵」
第2回検索結果を見える化する「マーズフラッグ」
第3回blogと検索を軸に「革新的なサービス」を見える化する「ドリコム」
第4回「顧客企業が本当にして欲しいこと」を見える化する「エルテックス」
第5回「ユビキタスとは何か」ということを見える化する「ビートラステッド・ジャパン」
第6回データベースだけではなく「次世代の企業システム」を見える化する「日本オラクル」
第7回オフィスは見えるがスタッフの姿は見えず「Oracle専門サービス業」を生業とする「アゲハ」
第8回「システムの現場」を見える化する「ウルシステムズ」
第9回「検索ポータルの舞台裏」を見える化する「Google」
第10回「マイクロソフトソリューション」を見える化する「アバナード」
第11回「ユーザフレンドリーな検索」を見える化する「Baidu(百度)」
第12回「社員のスキルアップ」を見える化する「ニスコム」
第13回企業ビジネスから顧客の望みを見える化する「オージス総研」
第14回顧客視点のサービスを見える化する「ピーエスシー」

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