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| ゴールを満足させるために実施すべきプラクティス | ||||||||||
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ゴールを満足させるために実施すべきプラクティスは、CMMIが実際にソフトウェア開発のプロセス改善や組織としての規律(デシプリン)として役立ちます。 REQMのSG1とGG2のプラクティス(SP=SG1のプラクティス、GG2のプラクティス=GP)を見ると表3のようになります。
表3:REQMのSG1とGG2のプラクティス 表3のプラクティスが十分に実施されていることが説明できれば、ゴール(SG1・GG2)は満足していることになり、プロセスは組織的に確立されていると判断されます。しかし、このプラクティスをどのように実施するかは各組織の判断に任されているため、CMMI成熟度の評定結果は絶対的ではありません。 ゴールごとのプラクティス(SP・GP)が実際にどのようなやり方で実施されているかについて客観的な証拠を示すため、アセスメントはチームで判断します。このやり方では証拠の検証だけでCMMI成熟度レベル認定を取れるため、第3者の評価が難しいところです。 |
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| CMMI成熟度レベル2とPMBOKの比較 | ||||||||||
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CMMIの成熟度レベル2はプロジェクトとしてプロセスを持っており、繰り返し行われると定義されているため、プロジェクト管理の体系を定めた「PMBOK(注1)」との関係が気になる方もいるでしょう。
※注1:
PMBOKはPMIと呼ばれる団体がプロジェクト管理(PM)に必要なマネジメントとフェーズのプロセスをまとめた知識体系(BOK)とからなるガイドラインとしてまとめたものです。英語版については、以下のURLからダウンロードが可能です。 http://www.pmi.org/prod/groups/public/documents/info/pp_pmbok2000licenseagr.asp PMBOK Guide-Third EditionはCMMIと同等のボリュームがあります。今回はその中からPMIのプロセスの対応に焦点をあてます。PMIプロセスの対応についてまとめたものを表4に示します。 CMMIではプロジェクト計画は成熟度レベル2のプロセスとして記述されており、PMBOKではプロジェクト計画策定プロセスとして記述されています。さらにプロジェクトでよく利用するWBSについて具体的に見ると、CMMIではSG2のプラクティスである「SP 2.4 プロジェクト資源について計画する」項目に記述され、PMBOKでは「スコープマネジメントのスコープ定義」に説明されています。 プロジェクト管理に関しては、CMMIとPMBOKのどちらも同じ組織成熟度を得ることができますので、企業で取り組みやすい方を選べばよいと思います。 |
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