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| なぜ自社サーバで運用するのか | ||||||||||
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表1の運用形態の中からどれを選択するのかは、その上で展開するサービスによって決定することが理想的です。 例えば銀行系や各種通信キャリアの公式Webサービス、多くのプレーヤが参加する大規模なオンラインゲーム(MMOGなど)などでは、自社にデータセンターがあるか、データセンターハウジングサービスを利用しているところがほとんどです。また、小規模のeコマースサイトなどではレンタルサーバで十分でしょう。 しかし、初期投資を抑えながらもサービスの展開にあわせた拡張性が求められるベンチャー企業などでは、マシン単位での増強が容易に行える自社サーバが最も適している場合が多いです。 最近ではサーバベンダー各社が中小企業向けに、価格を抑えたサーバ製品をリリースしています。またキャンペーンなどでさらに安価に導入できることもあり、費用面で大きなメリットがあります。 さらに、Linuxをはじめとしたオープンソースソフトウェアの普及によって、ハードウェア以外のコストも削減できる状況が整ってきました。もちろんオープンソースソフトウェアを扱える技術者の存在は不可欠ですが、その点さえクリアすれば飛躍的に低いコストでサービスの提供を開始できることになります。 |
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| サーバとして利用するPCの選択肢 | ||||||||||
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では、実際に安価で導入できるサーバ製品にはどのようなものがあるのでしょうか。 これまでサーバ用途としては、専用のラックに設置して利用するラックマウント型サーバが中心でした。しかし1台からサーバを導入する場合には、専用ラックのコストが負担となります。そこで、最近注目されているのが一般的なPCと同じミドルタワー型の筐体を採用したサーバマシンです。 |
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| 本体の違い | ||||||||||
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ラックマウント型サーバは省スペース化をはかるために、非常に高密度で各パーツが筐体に収められています。排熱を行うためのファンが小型の場合が多く、動作音が煩いといった面もあります。専用のサーバルームやデータセンターなどでよく用いられています。 ミドルタワー型は筐体のサイズが大きく、ラックマウント型に比べて容積が大きくなります。しかし、騒音や排熱についてはラックマウント型より少ない傾向にあります。なお、同じスペックのサーバを導入する場合、ラックマウント型がより高額となります。 |
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| 設置場所の違い | ||||||||||
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ラックマウント型サーバを設置するには、本体とは別に専用のマウントラックが必要です。ウノウではオフィスのの片隅に仕切りをして、サーバルームとして使用しているため、騒音が少ないタワー型のPCを選び、ルミナスのようなスチールラックのようなラックに置いて固定し設置しています。 |
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| ベンダーを選ぶ | ||||||||||
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選ぶPCの種類ですが、なるべくメーカ製(DELLやHP)の製品を選択したほうがサポート面で安心できるだけでなく、様々な周辺機器との相性問題も少ない傾向にあります。例えば弊社がサーバを採用するにあたっては、パーツに関して3年保障がつき、サポートは翌日までに対応、さらにサポートの電話がつながりやすい、といった面を考慮しています。 フォト蔵のサーバは次の理由からミドルタワー型のものを採用しています。
表2:サーバ導入の要件
最後の要件としてあげた「同じ構成の製品を複数購入できること」は、今後発展が望まれるサービスを提供する場合、非常に大きなポイントとなります。この点については次回以降で詳しく解説します。 |
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