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| システムのシャットダウン管理 | ||||||||||
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Red Hat Enterprise Linuxをインストールしたサーバのシステムをシャットダウンするには、「shutdownコマンド」を用います。何らかの事情で直ちにシステムをシャットダウンする場合、通常はshutdownコマンドに「-h nowオプション」をつけることが多く、以下のコマンド1行でシステムをシャットダウンすることができます。
# shutdown -h now
この場合、Red Hat Enterprise Linuxにあらかじめ用意されている停止スクリプトが実行されます。サーバの種類によっては停止スクリプトの実行後に電源OFFまでできるものもあります。 もしシステムをシャットダウンするのではなく再起動を行う場合は「rebootコマンド」かshutdownコマンドに「-r nowオプション」を付与します。
# reboot
# shutdown -r now
これにより、停止スクリプトが実行された後にシステムが再起動されます。 通常、システム停止に関してはshutdownコマンドとrebootコマンドを使えば済みますが、どうしても強制的にシステムを再起動させたいことも管理上必要になる場合があります。そのような場合は、rebootコマンドに「-fオプション」を付加します。
# reboot -f
これを使うことにより、システムは停止スクリプトを実行することなく強制的に再起動します。例えば停止スクリプトの一部に不具合があり、再起動ができない場合などに利用します。ただしこの場合は、停止スクリプトを実行せず、強制的にリブートしているため、再起動後にファイルシステムを損傷している可能性があるので、あくまでも緊急時に利用するようにしてください。通常のシステム再起動手順は、shutdown -r nowかrebootコマンドにオプションをつけないで実行してください。 |
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| システム起動直後のランレベル | ||||||||||
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システムを再起動後には、現在のランレベルの値を確認しておくことも重要です。通常X Windowベースのログインウィンドウ(gdmが提供しているログイン画面)がシステム起動後に自動的に起動する場合は「ランレベル5」に設定されています。 システム起動後にGUIではなくテキストコンソールのログインプロンプトが表示されている場合は、「ランレベル3」になっています。しかし、なんらかの理由によりX Windowが起動できない場合やランレベルの値を変更したなどは、現在システムがランレベルのいくつで動作すいているのかを確認してくことをお勧めします。 ランレベルは、起動するサービスの種類が異なるため、障害の切り分けや管理上必要になります。ランレベルの値を確認するには、以下のよう「にrunlevelコマンド」を使ってください。
# runlevel
Red Hat Enterprise Linuxでは通常ランレベル3とランレベル5を利用しますが、システムメンテナンスを行う場合は、ランレベル1などにする場合もあります。ランレベルの変更は、「initコマンド」にランレベルの値を指定して実行します。
# init 3
これにより、ランレベル3に移行します。もし「init 1」とするとシングルユーザモードに移行しますので、ネットワークサービスが停止します。シングルユーザモードは業務停止時のメンテナンス用に利用してください。 |
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Red Hat Enterprise Linux 5をインストール際に最低限知っておくべき項目
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