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| ping監視機能 | ||||||||||
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管理対象ノードのNICの状態を監視し、ネットワーク接続が正常に行えていることを確認する場合に、ping管理機能を利用します。また応用的な利用方法として、クラスタ構成のサーバが持つ仮想IPに対してping監視を行うことで、クラスタ構成全体の死活監視(注1)を実現できます。
※注1:死活監視
クラスタ構成で最低1つのサーバが機能していることを確認できる。 |
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| 監視アーキテクチャ | ||||||||||
![]() 図1:ping監視機能のアーキテクチャ ping監視(注2)は、管理対象ノードに対してHinemosマネージャーから発行したパケット(IPもしくはICMP、注3)が正しく到達し、Hinemosマネージャーへ返答されるかを確認することによって実現しています。
※注2:
ping監視
Hinemos Ver. 2.3では、数多くの管理対象ノードに対するping監視処理の高速化が実現されます。 ※注3: 発行したパケット Hinemosの起動ユーザにより、ping監視で利用されるパケットは異なります。 |
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| 監視設定のポイント | ||||||||||
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ping監視は死活状態を確認するサーバ(注4)を含むスコープに対して設定します。Hinemosエージェントがインストールされていない管理対象ノードも監視できるため、すべてのサーバを監視対象とするのが一般的と考えられます。
※注4:
確認するサーバ
ネットワーク機器の状態は後述するSNMP TRAP監視でも実現します。 そのため、「第2回:Hinemosの画面設計とリポジトリ設計」の図4における「設定 → ノード → サーバ」スコープのように、すべてのサーバが含まれるスコープを定義すればping監視の設定を簡潔にまとめることができます。 また、数多くの管理対象ノードが存在する環境下で、このようなノードの重複がないスコープを利用することでping監視の性能が向上します。 ネットワーク疎通が途絶えると影響が大きな範囲におよぶ場合もあります。このため監視間隔は「1分」のようにできるだけ短く設定することが考えられます。また、パケット紛失率が高かったり応答時間が長い場合に加え、パケットに対する応答がないケースもping監視において通知すべき状態となります。 |
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| 監視設定例 | ||||||||||
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表5にping監視の設定例を示します。 |
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| SNMP TRAP監視機能 | ||||||||||
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ネットワーク機器などで発生したイベント(ポート障害など)を監視する場合にSNMP TRAP監視を行います。 |
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| 監視アーキテクチャ | ||||||||||
![]() 図2:SNMP TRAP監視機能のアーキテクチャ SNMP TRAP監視では、管理対象機器において発生したSNMP TRAPをHinemosマネージャーで受信することで監視を実現しています。Hinemosは、SNMP TRAPの「ObjectID」と「GenericID」「SpecificID」の組み合わせでTRAPを識別します。 |
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| 監視設定のポイント | ||||||||||
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SNMP TRAP監視は、SNMP TRAPによるイベント通知に対応した管理対象ノードを含むスコープに対して設定します。 そのため、前回説明した図4における「設定 → ノード → ネットワーク機器」のようにすべてのネットワーク機器が含まれるスコープを定義すれば、SNMP TRAP監視の設定を簡潔にまとめることができます。 ネットワーク機器の種類ごとに識別するObjectIDが異なる場合があるため、さらに「設定 → ノード → ネットワーク機器 → L2スイッチ」など、1階層下のスコープを定義するケースも考えられます。 また、監視項目に設定したノードからのTRAPのみSNMP TRAP監視が行われるため、設計当初は可能な限り多くのノードから監視項目として設定し、徐々に設定からはずしていくことも考えられます。これにより、漏れのない監視を行いながら段階的に運用できるのです。 |
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| 監視設定例 | ||||||||||
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SNMP TRAP監視の設定項目は2段構成となります。監視するObjectIDが同一のグループごとに監視項目を作成し、監視項目ごとにSNMP TRAPのリストを作成します。 設定例を表6と表7に示します。
※注5:
SNMP TRAP監視OIDの設定例
Hinemosには、デフォルトでいくつかのSNMP TRAPのOIDが登録されています。今回取り上げているものは、その一部を使用した例となっています。 |
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