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| Serviceguard for Linuxの特徴 | ||||||||||||
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Hewlett-Packard(HP)が提供するServiceguard for Linux(以下、SGLX)は、Linuxが稼動するProLiantサーバまたはIntegrityサーバでフェイルオーバー型の高可用性クラスタ(以下、HAクラスタ)を実現するソフトウェアです。 SGLXの主な特徴としては表1があげられます。
表1:SGLXの主な特徴 SGLXの一般的なシステム構成を図1に示します。図1に示すように、HAクラスタを実現するすべてのクラスタノードには共有ストレージを接続します。 |
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| SGLXのクラスタノードのシステム構成 | ||||||||||||
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クラスタノード上のローカルディスクにはLinuxが搭載されていますが、Linuxがインストールされているシステムディスクは、アレイコントローラによってハードウェアRAIDの構成を組みます。このため例えローカルディスクの一部に障害が発生しても、クラスタノードの稼動を継続させます。 各クラスタノードには、HP Insight Management Agent(IMA)が稼動し、サーバの空冷ファン、冗長電源、筐体内温度などの各種ハードウェアコンポーネントを監視するように構成します。 クラスタノードのハードウェアコンポーネントの状態は、ネットワーク上に別途設置したSystems Insight Manager(SIM)サーバで監視します。クラスタノードのハードウェアコンポーネントに障害が発生すると、SIMサーバに障害が通知されます。 IMAは、障害通知以外にも現在のクラスタノードのハードウェアの状態も表示しますので、管理者はクラスタノードがフェイルオーバーしない場合でもそのクラスタノードにアクセスし、冗長コンポーネントの一部の障害状況を把握することが可能となっています。 |
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| Serviceguard for Linux Toolkit | ||||||||||||
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SGLXでは、各種アプリケーション(Apache、Samba、Tomcat、NFS、PostgreSQL、MySQL、Sendmail)に対してクラスタ化するための設定ファイルやモニタリングスクリプトのテンプレートが用意されています。 このテンプレートはServiceguard for Linux Toolkitと呼ばれ、アプリケーションごとに用意されており、HPのWebサイトから無料でダウンロードすることが可能です。ダウンロードしたToolkitを各クラスタノード上で展開し、システム要件を満たすように設定ファイルやスクリプトを変更します。 これらの設定ファイルやスクリプトは、オリジナルのスクリプトを記述するなどのカスタマイズが可能となっており、クラスタ要件が複雑で高度なシステムインテグレーションが必要となる場合でも柔軟に対応できるようになっています。 |
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| モニタリングスクリプト | ||||||||||||
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Toolkitに含まれているモニタリングスクリプトはアプリケーションのプロセスを監視します。監視は定期的に行われ、プロセスが異常な状態になった場合は、モニタリングスクリプトから、そのプロセスの再起動や復旧用スクリプトなどが実行されます。モニタリングスクリプトは様々なカスタマイズが可能となっていますが、主な機能としては以下があげられます。
表2:モニタリングスクリプト モニタリングスクリプトを一から作成することもできますが、Toolkitに付属しているスクリプトをテンプレートとして作成するのが一般的です。 |
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