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多角的に考察する BPM再入門
第2回:BPMNの表現を使ったBPMモデル作成
著者:
メタジトリー 丸山 則夫
2006/6/1
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Event
○で表現します。種類は開始/終了/中間があり、モデル作成は開始イベントからはじめ、終了イベントで終わります。
Activity(タスク、サブプロセス)
□の枠の中にアクティビティ名を書いて表現し、業務モデルの作成ではタスク名となります。
Gateway(分岐と結合)
◇で分岐と結合を表現します。入り口が1つで複数の出口のあるものが分岐、入り口が複数で出口が1つのものが収束です。分岐と収束は複数種類(Gateway Control Type)があります。
Exclusive(XOR)
排他的処理を表現します。
Inclusive(OR)
どちらかを決めます。
Complex
それどれの適用要件からの複合的に決めます。
Parallel(AND)
両方とも。
表1:Gateway Control Type
分岐
BPMNでは分岐に独特の名前がつけられ、イメージしやすくしています。
Fork(AND分岐)
フォークの複数の端が出口であり、フォークをイメージしてもらえば理解できます。
例:メールの同報送信。
Data−Based(条件分岐:XOR・無印)
データにより分岐先が変わり、あるインプットの条件で複数の出口の内1つを選択するのが条件分岐です。
例:稟議の時の額で100万を超える時は部長の決済が必要、それ以外は〜。
Inclusive(OR)
ある条件の合致した時に選ばれます。
例:甘党/辛党/両党か。
Complex
個別の条件により分岐先は複雑なものであり、Forkに様々な条件が加わったもの。
表2:BPMNの分岐種類
結合
結合については次のようなものがあります。
Join(AND結合)
条件があった時に次に進みます。
例:待ち合わせで全員がそろった時に出発する。
Marging(OR結合)
複数のルートを1つにします。その時の条件は問いません。
例:川に架かった1つの橋。
表3:BPMNの結合種類
スイムレーン
アクティビティ(タスク)を行う担当(関係者、組織)をあらわします。これにより、リソースへの対応は決まります。
接続(SeaquenceFlow、MassageFlow、Assciation)
上記オブジェクトを線で結びます。接続には3つの種類があります。本解説ではこのうち、モデル作成の最も基本であるシーケンスフローを対象にしています。
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著者プロフィール
株式会社メタジトリー 代表取締役社長
日本BPM協会 理事 丸山 則夫
経営と情報システム連携をコンセプトとして、システム再構築のコンサルティングビジネスを実施。
ビジネス・プロセスに着目したBPM(ビジネス・プロセス・マネージメント)の活用が情報化社会の進歩に必要と捉え、市場定着とそのための組織化を推進中。
INDEX
第2回:BPMNの表現を使ったBPMモデル作成
ビジネスプロセスモデルのモデル作成
BPMNとは
Event
ビジネスプロセスモデルは横と縦を明確に区別する