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データベースの再編成
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データベースを運用する上で再編成というメンテナンスが必要になる。これは、データの挿入・削除・変更を繰り返し行うと管理情報や物理データの格納場所が断片化することによってパフォーマンスの劣化につながるためである。なお再編成を行わなければならない対象は、実装に依存するため各データベースで異なるので注意が必要だ。
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SQL Serverのデータベースの再編成
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SQL Serverの場合は、再編成をする対象がインデックスである。再編成をするためには、Management Studio Expressのオブジェクトエクスプローラでインデックスを選択し、右クリックして現れた再編成・再構築のメニューから再編成を選択する。インデックスの再編成画面では各インデックスの断片化状況が表示されるので、必要なものだけを適宜実行することができる(図5)。
図5:インデックスの再編成画面 (画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
MySQLの場合はテーブルが再編成の対象になる。MySQL Administratorでメンテナンス画面からテーブルを選択し、断片化のチェック・再編成を行うことができる(図6)。
図6:テールメンテナンス画面 (画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
また断片化チェックでは複数のモードが準備されており、モードによりチェック内容および処理時間が変わってくる。
図7:断片化チェックのモード指定画面 (画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
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PostgreSQLのデータベースの再編成
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PostgreSQLの再編成に関してはよく話題に取り上げられる。なぜならば、PostgreSQLはデータの管理に追記型のアーキテクチャを採用しているため、データベースを運用していくと確実に物理データサイズが純増するからである。これを解消するためVACUUMと呼ばれる仕組みがあり、VACUUMの対象はデータベース単位・テーブル単位で設定することができる。VACUUMを行うには、PgAdminIIIで対象を右クリックして現れるメニューで「メンテナンス」を選択して行う。
メンテナンス画面では、他のデータベース同様に状態の確認を行うANALYZEという機能が提供されている。
図8:メンテナンス画面
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著者プロフィール
株式会社日立システムアンドサービス 鈴木 和義
研究開発センタ 評価センタ 主任技師。サービス視点で各社製品の評価・選定に10年以上携わる。また、2005年からIPAのOSS推進フォーラムに参加し、オープンソースのAPサーバの信頼性を評価している。
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