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| 今後の傾向 | ||||||||||||
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次にRFIDミドルウェア製品の今後の傾向について解説する。 |
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| プロセス管理の重要性 | ||||||||||||
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RFIDミドルウェア製品において、RFIDミドルウェア4階層の機能の中でプロセス管理についての対応が弱いことを述べてきた。昨年から今年にかけて、これを補完するようなRFIDミドルウェア関連企業の提携・買収の動きがあった。 その1つにデバイス管理・データ管理を中心としたRFIDミドルウェアベンダと、流通業界に特化したプロセス管理を売りにしているRFIDミドルウェアベンダとの提携がある。またEAIベンダをRFIDミドルウェアベンダが買収したり、RFIDミドルウェアベンダがEAI機能も提供しているアプリケーションサーバベンダに買収されたりしている。 このことからもRFIDミドルウェアにおけるデバイス接続・データ管理機能から、RFIDデータを用いたロジックの制御(RFIDミドルウェアのプロセス管理もその一部)へと注目対象が移ってきたといえるだろう。 |
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| デバイスの多様化 | ||||||||||||
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物流分野でRFIDを扱う場所として、製品生産工場/配送センター/店舗バックヤード/店頭が考えられる。中でも生産工場や配送センターでは、RFIDリーダ・ライタはもとより、シール上のRFIDタグなどの表面に印字するRFIDプリンタ、工場内の製品の選り分けを行なうベルトコンベアのようなマテリアルハンドリング機器の制御に使うPLC(シーケンサ)、動作の異常を視覚的に表現する回転灯、その他文字・数字などを表示するLEDパネルなどのデバイスと連携するようなニーズが大きい。これらデバイスの連携をアプリケーション側の改変で対応するには大きな開発負荷がかかる。 このため、RFIDミドルウェアはこれらデバイスをも含めて管理することが増えてくると考えられる。現時点でもこのような対応をしているRFIDミドルウェアが存在する。実際、RFIDリーダ・ライタをシステムの視点から見た場合、データの入出力デバイスの一形態と捉えることができるため、他のデバイスの接続・連携も同様にして比較的スムーズに対応が進むと考えられる。 ![]() 図2:デバイスの多様化 |
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| アプライアンス | ||||||||||||
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RFIDリーダ・ライタが利用される場所として、RFIDタグ情報を読み取るモノがあるまたは移動する経路上であることがあげられる。上記にもある通り、工場/センター/バックヤード/店頭などがそうである。 RFIDミドルウェアはRFIDリーダ・ライタで読み取られた情報を処理するので、必ずしも近接しなければならないわけではないが、比較的近い場所に設置することが多いと考えられる。しかし先のような場所では、現実的にRFIDのためにRFIDミドルウェアを搭載したサーバマシンを設置するのは難しい。 特に埃・振動などが発生する状態でサーバマシンのような汎用的なコンピュータを稼動させるのは過酷である。そのためRFIDリーダ・ライタと同じように専用機器(アプライアンス)として組み込んでしまう方法をとるベンダもではじめた。今後は価格・運用面も含めてこのようなアプライアンス化の動きも本格化してくるだろう。 |
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