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| フェイルオーバーの動作確認 | ||||||||||||||
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それでは、今度は稼働中の「MSCS-SV1」をシャットダウンして「MSCS-SV2」に実行中のタスクをフェイルオーバーした後、正常にデータベースへの接続やレコードの追加が行えるかを見ていきましょう。 まずは「MSCS-SV1」をシャットダウンし、SQL Server Management Studioで仮想サーバ(MSCS-Virtual)に接続します。シャットダウン後も正常に接続ができデータベーステーブルが表示されているかと思います。 これは、「MSCS-SV1」から「MSCS-SV2」へフェイルオーバーが正常に完了し、物理的に稼動しているノードが切り替わったことを意味します。 SQL Server 2005が問題なく動作しているかを確認するため、もう一度「テーブルの参照」と同じクエリを実行します。すると先ほどと同じ結果が返ってきますので、正常にデータベーステーブル内のデータも「MSCS-SV1」がシャットダウン前と同様であることがわかります。 ![]() 図10:フェイルオーバー後のレコードの参照 また、フェイルオーバー後も今までと同様にレコードが追加できるかを確認するため次のクエリを実行します。
![]() 図11:フェイルオーバー後のレコードの追加(INSERTステートメント) 続けて「テーブルの参照」のクエリを実行してデータベーステーブルを参照すると、フェイルオーバー後もレコードを追加する処理が正常に実行されていることがわかります。 ![]() 図12:フェイルオーバー後に追加したレコードの参照 |
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| まとめ | ||||||||||||||
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いかがでしたでしょうか。 6回に渡り、SQL Server 2005のフェイルオーバークラスタリング環境の構築方法をクラスタシステムの概要と共に説明してまいりました。この環境を実現するために必要なサーバや共有ディスクを物理的に用意するのは、ご想像のとおり非常に膨大なコストがかかります。 また、実際に運用中の環境が目の前にあったとしても、その環境を容易にシステム変更してみるのもあまり得策ではないでしょう。その反面、今回利用した「Microsoft Virtual Server」などの仮想マシン・仮想ネットワークを実現するツールは、どのエンジニアでも必ずぶつかるようなこれらの悩みを最大限カバーできるため、導入前の検証や自身の学習などを後押しする有用なツールです。 各ベンダから提供されているツールを最大限に有効活用し、自分自身のスキルアップに励んでください。本連載がその一助となれば幸いです。 |
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