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情報・知識を企業成長のチカラに変えるナレッジマネジメント
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第3回:業務ノウハウの継承に有効なナレッジマネジメントとは
著者:東芝ソリューション   永村 栄治   2006/7/27
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効率的な知識の継承

   これらの一連の機能により、知識が業務のシーンに応じて吸収しやすい表現で提示されるようになる。メンバーは提示される知識を活用しながら業務を進めることができ、効率的な知識の継承が可能となる。

   また類似の事例を参考にする場合に役立つ自然言語検索やキーワード検索、属性検索などの多彩な検索機能がある(図5)。
類似業務の検索
図5:類似業務の検索
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)


まとめ

   今回の終わりに、知識継承の成功のポイントをまとめておこう。

  • 企業の特性を考え、知識継承すべき業務ノウハウを選別する
  • 知識継承すべき業務ノウハウの可視化のため、業務プロセス、成果物、経緯、参照情報などの関連情報をまとまりとして蓄積する
  • 知識継承すべき業務ノウハウの活用のため、業務フローの中でその業務に必要な情報を適宜参照できるようにする

表2:知識継承の成功のポイント


最後に

   これまで3回にわたって、ナレッジマネジメント導入のポイントと知識継承について紹介してきた。この連載の内容が、今後読者の皆様がナレッジマネジメントシステムを導入する際の1つの指針になれば幸いである。

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東芝ソリューション「KnowledgeMeister Succeed」
http://kms.toshiba-sol.co.jp/

東芝ソリューション株式会社 永村 栄治
著者プロフィール
東芝ソリューション株式会社   永村 栄治
ナレッジマネジメントや文書管理のコンサルティングからシステム設計・構築を担当するグループのリーダーとして活躍中。


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