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| 崩壊してしまったコミュニケーションは何か | ||||||||||||
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では実際にこの3種類のうち、どのバランスが崩れているのでしょうか。結論からいいますと「社内コミュニケーション」のバランスが崩れているのです。 なぜ社内コミュニケーションなのかというと、例えば業務コミュニケーションが崩壊していた場合、情報共有や業務指示などの企業活動において最も重要な「報・連・相」が行われなくなってしまうので、ビジネスが成り立たなくなってしまいます。 また、プライベートなコミュニケーションが崩壊していた場合、社員間の私的なコミュニケーションがまったく行われなくなってしまうので、軍隊のような組織になってしまうのです。 このようにみていくと、消去法ですが崩壊したのは中間に位置する社内コミュニケーションだといえます。社内コミュニケーションで行われるのはノウハウやアイデアの共有ですので、崩壊したとしてもすぐには影響が出ません。ただし、その結果として数々の問題を生み出してしまったのだとすると、決して軽視してはいけない必要なものといえるのです。 ![]() 図4:コミュニケーションの崩壊 ではその崩壊してしまった社内コミュニケーションを少し細かく見ていきましょう。 |
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| 喫煙室や飲みュニケーションで行われていたこと | ||||||||||||
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最初に述べたように社内コミュニケーションとは、業務コミュニケーションとプライベートコミュニケーションの中間に位置するもののことです。 プライベートコミュニケーションのように、役職などの上下関係や部署などの横の関係にとらわれないフラットなものであり、話の内容は業務に関連するものが多くあったりします。例えば喫煙室での会話やお酒の席でのちょっとしたコミュニケーションになります。 これらのコミュニケーションでは、形式知と呼ばれる個人の知識や情報の共有、暗黙知と呼ばれる個人の経験則やノウハウの交換、さらにはまだ具現化していないアイデアや感情、思想などが話され、共有・交換されています。その結果、個人能力の育成や組織全体の生産性向上、意思決定のスピード向上、業務の改善や革新の場の提供が行われるのです。 ではなぜ、それほどまでに重要な社内コミュニケーション力がなぜ低下してしまったのでしょうか。その原因は、一言でいうと「環境の変化」です。具体的には社内コミュニケーションが行われる場所である「喫煙室」や「飲みュニケーション」の変化なのです。 |
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