ZABBIXのソースファイルのbin下にある「ZabbixW32.exe」または「ZabbixW64.exe」を適切なディレクトリにコピーします。今回はわかりやすいようにC:\Program Files\zabbixを作成し、その下にコピーしました。
同様に、misc/conf/zabbix_agentd.confファイルもC:\Program Files\zabbixにコピーし、以下のように編集します。
Server=127.0.0.1 ← ZABBIXサーバのIPアドレス
Hostname=localhost ← ZABBIXエージェントを動作させるホスト名
ListenIP=127.0.0.1 ← ListenするIPアドレス
LogFile=C:\Program Files\zabbix\zabbix_agent.log
なお、上記の場合ログファイルも同じディレクトリに保存していますが、デフォルトではローテーションされません。このため実運用では、容量が十分に確保可能で、かつシステムに影響を与えないディレクトリに保存するか、ログローテーションの導入を検討した方が良いでしょう。
次に、コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行し、ZABBIXエージェントをサービスとして登録します。
C:\Program Files\zabbix> ZabbixW32.exe --config "C:\Program Files\zabbix\zabbix_agentd.conf install
図2:ZabbixW32.exeをサービスとして登録 (画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
同様に、サービスから削除する場合は以下のコマンドを実行します。
C:\Program Files\zabbix> ZabbixW32.exe remove
ZabbixW32.exeにはその他にもオプションがあります。各オプションの利用方法は以下のコマンドで表示することができます。
C:\Program Files\zabbix> ZabbixW32.exe /h
エージェントをサービスとして登録した場合、「スタート → プログラム → 管理ツール → サービス」からサービスのウィンドウを開き「Zabbix Win32 Agent」という名称が追加されていることを確認してください。
ZABBIXエージェントの起動は、サービスのウィンドウから「開始」を選択するか、コマンドプロンプトから以下のようなコマンドを入力します。
C:\Program Files\zabbix> ZabbixW32.exe start
サービスのウィンドウでZabbix Win32 Agentの状態が「開始」になっていれば、正常にZABBIXエージェントが起動しています。
図3:Zabbix Win32 Agentサービスの開始状況を確認 (画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
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