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| BOMの概念 | ||||||||||||
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従来、設計部門から製造部門への製品情報や仕様の情報伝達は、帳票によって行ってきた。これは改訂に膨大な時間を要し、さらに二重入力や誤記などが多発したため、シームレスな情報伝達の妨げになっていた。 また標準的な設計/生産の情報管理を検討する際には、基準情報の管理方法を統一し、シームレスな情報の連携を実現する必要がある。しかし図面や仕様書などの帳票類は、その機種ごとに考え方やフォーマットが異なり、基準情報の管理方法を統一することは困難である。 それに対して、BOMによる情報管理は、実体(部品、組立品)による構成であり、機種によらない共通の管理方法が可能である。 |
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| BOMによる製品ライフサイクルの見える仕組み | ||||||||||||
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まずはBOMによるメリットを整理してみる。
表2:BOMによるメリット BOMは製品の仕様と部品構成を管理するため、企画・設計・販売・製造といった用途・使用条件によって、管理する情報の内容・構造が異なってくる。その用途・条件によって、製品のライフサイクルの各ステージに対応した各種のBOMが論理的に存在する(表3)。
表3:各種のBOM またBOMは業務遂行上重要な「基幹情報」となるため、正確なBOMを適切なタイミングで作成することが企業にとって重要な経営課題となる。BOMでは製品の部品構成を階層的に表現しているため、より視覚的な情報管理を実現することが可能である(図3)。 |
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