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売上一覧の作成
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では、第7回のピボットテーブルの説明で使用した売上一覧のワークブックを作成するプログラムを見てみましょう。
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完成版のソースコード HSSFSalesSample.java (クリックするとソースコードが表示されます)
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セルスタイルの設定 |
売上一覧のワークブックではセルに対して位置合わせ、色の設定、罫線の設定を行っていますが、このようなセルスタイルの設定を行う場合は"HSSFCellStyle"を使用します。ワークブック内で同一のセルスタイルを使用する場合はインスタンスを共有し、無駄なインスタンスを生成しないようにします。
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// ワークブックからセルスタイルを作成
HSSFCellStyle titleCellStyle = workbook.createCellStyle();
// 縦、横の配置設定
titleCellStyle.setVerticalAlignment(HSSFCellStyle.VERTICAL_CENTER);
titleCellStyle.setAlignment(HSSFCellStyle.ALIGN_CENTER);
// 色設定
titleCellStyle.setFillPattern(HSSFCellStyle.SOLID_FOREGROUND);
titleCellStyle.setFillForegroundColor(HSSFColor.LIGHT_YELLOW.index);
// 罫線設定(上下左右、下だけ2重線)
titleCellStyle.setBorderTop(HSSFCellStyle.BORDER_THIN);
titleCellStyle.setBorderBottom(HSSFCellStyle.BORDER_DOUBLE);
titleCellStyle.setBorderLeft(HSSFCellStyle.BORDER_THIN);
titleCellStyle.setBorderRight(HSSFCellStyle.BORDER_THIN);
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また、金額表示のところでHSSFに標準のフォーマットを利用してカンマ区切りで表示するようにしています。その他の標準のフォーマットについては"HSSFDataFormat"のAPIドキュメントを参照してください。また標準で対応していないフォーマットを使用したい場合は、独自フォーマットを追加することもできます。
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titleCellStyle.setDataFormat(HSSFDataFormat.getBuiltinFormat("#,##0"));
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ヘッダ、フッタの設定 |
シートごとにヘッダとフッタを設定しています。"HSSFHeader.file()"でファイル名、"HSSFHeader.date()"で日付などのパラメータが指定できます。なお、現時点ではマルチバイトに対応していないため、日本語は使用できません。
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// ヘッダ、フッタの生成
HSSFHeader header = sheet.getHeader();
header.setLeft("FILE:" + HSSFHeader.file());
header.setRight("DATE:" + HSSFHeader.date());
HSSFFooter footer = sheet.getFooter();
footer.setRight("Page:" + HSSFFooter.page() + " of " + HSSFFooter.numPages());
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印刷設定 |
ページ数、自動改ページを設定して印刷の設定を行っています。
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// 印刷設定
HSSFPrintSetup ps = sheet.getPrintSetup();
sheet.setAutobreaks(true);
ps.setFitHeight((short)1);
ps.setFitWidth((short)1);
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著者プロフィール
株式会社ビーブレイクシステムズ 横井 朗
オープンソース指向技術コンサルタント。Java専門のソフトウェアハウス〜フリーエンジニアを経て現職。帳票開発のみならず、オープンソースを用いたシステム構築を日々提案。なによりもお客様の真のニーズを求めるため社内外でオープンソースに関する啓蒙活動を行う。
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