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数値で学ぶ最新ITトレンドレポート
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第3回:ネットワーク&デスクトップ・サービス市場の現状と展望
著者:ミック経済研究所  樋口 一則   2006/9/21
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ネットワーク&デスクトップ・サービスの定義

   情報・通信分野に特化した市場調査会社であるミック経済研究所では、国内の主要ITサービス企業40社を対象に「ITアウトソーシング」についての調査を行い、中でももっとも高い伸びで推移する「ネットワーク&デスクトップ・サービス市場」の動向と、その中期予測を行った。

   なおネットワーク&デスクトップ・サービスとは、分散型システムのデスクトップ環境やネットワーク環境の運用支援業務を指す。基本的にITリソースやITインフラの安定稼動のためのマネジメント支援サービスである。

ネットワーク、アセット、セキュリティなどマネージドニーズの高まりで拡大基調に加速

   ネットワーク&デスクトップ・サービス2004年度は3,336億円、2005年度に前年比9.5%増の3,653億円となった。2006年度には前年比111.8%増の4,084億円、2007年度も12.6%増とさらに伸びが加速される見込みである。

ネットワーク&デスクトップ・サービス市場推移(単位:百万円)
図1:ネットワーク&デスクトップ・サービス市場推移(単位:百万円)
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

デスクトップ・サービス市場・前年比推移
図2:デスクトップ・サービス市場・前年比推移

ネットワーク&デスクトップ・サービス市場推移
図3:ネットワーク&デスクトップ・サービス市場推移

   ネットワーク&デスクトップ・サービスの当初は、クライアント/サーバ環境の様々な運用業務をアウトソーシングのサービスメニューに加え、いわゆるデスクトップ・サービスとして拡大してきた。しかし、ブロードバンド化の進展でネットワークインフラが大規模化、複雑化してきたことで企業にとってネットワークインフラの技術維持、管理・コスト負担が課題となっている。さらにセキュリティ監視やパソコンなどのハード/ソフトの資産管理まで担うマネージドサービスのニーズが急速に高まっている。

   従来型のデスクトップ・サービスでは人的要素が強く、コスト競争力の面で集約化がはかりにくい側面があった。しかし今のアウトソーサーは、リモートでのシステムのサービス状況の監視や障害からの復旧作業などを含め、IT資産の運用管理業務を24時間365日請け負うMSPサービスなどに注力している。自社リソースをフル活用し、ワンストップ型で提供するマネージドサービスによる集約化、効率化で事業の拡大をはかっている。

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株式会社ミック経済研究所

1991年2月設立。情報・通信、アウトソーシングに専門特化してマーケティング活動を行っている。同分野における情報リソースは、国内トップクラス。2004年11月、グリーンシート市場に株式公開。
http://www.mic-r.co.jp
株式会社ミック経済研究所 樋口 一則
著者プロフィール
株式会社ミック経済研究所  樋口 一則
市場調査第二部 主任研究員
1991年ミック経済研究所に入社。ITサービス、中でもITアウトソーシング市場の調査を専門に手がける。主な調査資料に「ITアウトソーシング市場展望 2006年度版」「ITサービス市場の実態と展望 2005」「ネットワーク・アウトソーシング・サービス市場の現状と展望2004年度版」がある。


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INDEX
第3回:ネットワーク&デスクトップ・サービス市場の現状と展望
ネットワーク&デスクトップ・サービスの定義
  業務別動向
  管理対象別動向
数値で学ぶ最新ITトレンドレポート
第1回 ITサービス市場の動向と予測
第2回 情報セキュリティ製品の市場動向
第3回 ネットワーク&デスクトップ・サービス市場の現状と展望