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| はじめに | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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今回は、VMware ESX Server 2.5.1環境化で、ファイバチャネルストレージ(DELL|EMC CXシリーズ)接続およびSANブート接続した際の、推奨構成を解説します。 |
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| SANブートとは | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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SANブートは、サーバの内蔵SCSIやATAなどのHDDからのOSブートではなく、ファイバチャネルストレージのLUNよりOSブートを行う構成です。ファイバチャネルストレージにBootディスクを配置することで、サーバ障害が起こった際に、他のサーバに切り替えてOSブートを行うことが可能となり、早期の障害復旧を行うことが出来ます。 また、ファイバチャネルストレージにBootディスクのLUNを配置しているため、高信頼性を確保することが可能となります。 |
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| VMware ESX ServerにおけるSANブート | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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VMware ESX Serverは、Version2.5よりSANブートがサポートされています。サポートストレージおよび構成の詳細は、下記URLを参照ください。
ESXサポートSAN構成情報
http://www.vmware.com/pdf/esx_SAN_guide.pdf ESXドキュメント http://www.vmware.com/support/pubs/esx_pubs.html ESX関連技術資料 http://www.vmware.com/support/resources/esx_resources.html |
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| DELL|EMC CXシリーズにおけるSANブートのサポート | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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DELL|EMC CXシリーズでは、ストレージFlareコードにより構成・ドライババージョンなど、EMC社にて認定されています。詳細はEMC Support Matrixを参照ください。
EMC Support Matrix
http://japan.emc.com/interoperability/index.jsp |
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| VMware ESX ServerによるファイバチャネルストレージのPathの管理 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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一般的なSAN構成は、HBA1枚に対して、複数のPathを確保(1:nのゾーン設定)してPathやI/Oの分散を行います。これは、Path障害に対してPathの切り替え(フェイルオーバー)やI/Oの分散(ロードバランス)を行うことが目的となっています。 |
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| VMware ESX Serverと一般OSでのPathの管理の相違点 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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VMware ESX Serverは、単独でファイバチャネルストレージのPath管理機能を持っています。そのため、DELL|EMC CXシリーズで使用されているPowerPathとは、一部機能が違います。
表1:ESX PathとPowerPathの機能
LUNはそれぞれストレージプロセッサ(以下SP)AおよびBに配置し各HBAよりデータアクセスを行っています。VMware ESX Serverの場合、Data1はHBA1より1つのPath(赤実線)よりアクセスしています。仮に、SPの障害でData1がSP_Bへ移動(Tress Path Data1 → Data2)した場合は、HBA1より切り替わりPath(青実線)でアクセスが継続されます(図1)。 ![]() 図1:VMware ESX Server それに対して一般OS(WindowsおよびLinuxホストを想定)は、Data1に対しては、HBA1および2の両方のPath(赤実線)からI/Oのロードバランスを行いながらアクセスいたします。また、同様にSP_Bへ切り替わった場合、Data2に対してHBA1および2の両方のPath(青実線)からアクセスが継続されます(図2)。 ![]() 図2:一般OS+PowerPath |
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