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VMware ESX Server サーバ統合ガイド
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第5回:SANブート

著者:デル   2006/8/16
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DELL|EMC CX側の設定

   次にDELL|EMC CX側の設定の設定について解説します。

Failover-Modeは「1」とする

   HBA障害時に自動でTress pathが実行されます。

Storage管理Soft(Navisphere Manager)より Group EditからFailover-Modeは「1」の設定
図11:Storage管理Soft(Navisphere Manager)より
Group EditからFailover-Modeは「1」の設定

Storage管理Soft(Navisphere Manager)より Host InformationからFailover-Modeは「1」の確認
図12:Storage管理Soft(Navisphere Manager)より
Host InformationからFailover-Modeは「1」の確認


ブートLUNのAuto Assignmentを「Enable」

   この設定により、Auto Scan機能が有効になり、起動時にSPが故障していても自動でTress pathが実行され、起動することができます。設定していない場合は、手動にてTress pathを行う必要がります。

Storage管理Soft(Navisphere Manager)より ブートディスクのプロパティからAuto Assignmentを「Enable」
図13:Storage管理Soft(Navisphere Manager)より
ブートディスクのプロパティからAuto Assignmentを「Enable」


Storage Group(CXのLUNマスキング機能、以下SG)の設定

   VMware ESX ServerでVMotion機能を使用する場合は、VMs領域(VMFSファイルシステム)を共有する必要があります。その際の設定は次の通りとなります。

  1. サーバー毎にSG(ストレージグループ)は分ける
  2. 共有LUNは両SGに構成する

表4:VMs領域を共有する際の設定

SGの構成
図14:SGの構成

Storage管理Soft(Navisphere Manager)より Select LUNの項目で、リストの項目を「all」にする事で他のSGが使用しているディスクを選択することが可能
図15:ストレージ管理ソフトウェア(Navisphere Manager)より
Select LUNの項目で、リストの項目を「all」にする事で
他のSGが使用しているディスクを選択することが可能

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デル株式会社
著者プロフィール
著者:デル株式会社
デルはスケーラブル・エンタープライズ戦略の重要な要素の1つとして、VMware社の仮想化技術を用いたサーバ統合ソリューションを提供しています。業界標準技術を採用した、デルのPowerEdgeサーバとDell | EMCストレージから構成されるハードウェアプラットフォームと、仮想化ソフトウェア「VMware ESX Server」、仮想マシン管理ツール「VirtualCenter」、仮想マシンの無停止マイグレーション技術「VMotion」を組み合わせることにより、柔軟でコストパフォーマンスに優れるサーバインフラストラクチャが構築可能です。

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INDEX
第5回:SANブート
  はじめに
  VMware ESX ServerでのPath障害の動き
  VMware ESX ServerでのSANブート環境による問題
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