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| VMware ESX ServerでのSANブート環境による問題 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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VMware ESX ServerでSANブートを構築した場合、Boot時などでActive Pathが変更(SP_AからBへBoot LUNが移動など)した場合、カーネルパニックが発生する等の症状でESXが起動しなくなる事があります。 これは、Boot時にPathの切り替わりにより「/dev/sda」デバイスが不明となってしまい、「/」:rootや「/boot」がマウントできなくなるため起こります。 |
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| 復旧方法 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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復旧方法は以下の通りです。
表2:復旧方法
上記復旧方法を、適応するためにはVMware ESX Serverの知識だけでなく、SAN全般の知識(HBA/Storage/FCスイッチなど)が必要となり、トラブルシューティングに工数がかかります。 但し、上記内容を十分配慮いただくことでマルチパス(HBAに対してnのPathを持つ構成)でもVMware ESX ServerでのSANブート環境を構築することは可能です。次項を参照して頂き、最適な構成をご検討ください。 |
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| ホスト側の設定 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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VMware ESX ServerにおけるSANブート環境でのDELL推奨構成について解説する。まずはホスト側の設定を行う。 |
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| HBA/SPのPathは1:1とする | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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現時点ではESXはI/Oロードバランシングの機能を持っていない為、1:1の構成でも問題ありません。 1:2の構成にでもESX起動時のPath管理は正常に動作しますが、保守運用の観点を簡略化するために1:1の構成をお勧めしたします。 ![]() 図7:HBA/SPのPathの1:1 |
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| ブートディスクのHost LUNは基本的には0とする | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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各VMware ESX Serverにブートディスクをアサインする際には、他のデータディスクよりも最前でアサインする。その他のLUNにしますと、ブート時のディスクスキャンの順番が狂った場合、「Noブートdevice available」というエラーで起動できない場合がある。 ![]() 図8:Storage管理Soft(Navisphere Manager)より LUN50がブートディスクとしてHost LUNを「0」に設定 |
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| HBA(ホストバスアダプタ)の設定 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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HBA(ホストバスアダプタ)は、VMware ESX ServerではQlogic製品がサポートされています。以下、設定はQlogic製品を元に記載させていただきます。 ![]() 図9:Qlogic Fast!UTIL
表3:HBAの設定
![]() 図10:Qlogic Fast!UTIL(Selectable Boot) |
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