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| テキストマイニングによるアンケート分析の事例 | ||||||||||||
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第4回の今回は、実際のテキストマイニング分析の様子や分析結果を活用した企業の事例を紹介していこう。 |
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| アンケートによるブランドイメージ比較 | ||||||||||||
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まずは、ブランドイメージ比較の分析の様子を見ていきたい。 読者の皆さんにとって、自社の企業イメージや商品・サービスの評価が競合である企業のものと比較して、どのように評価されているのかは気になるところであろう。この比較する項目を設定することが非常に難しい。 例えば3社の自動車メーカのイメージ比較を考えてみよう。従来の代表的なものとしては、調査票を設計し、そのポイントを計算していく手法が主流である(図1)。 しかし「第1回:テキストマイニングとは」でも述べたように、ここには1つの課題が存在する。 この調査票で比較できる項目は、その設計者が検討した項目のみであるということである。つまり設計者が想定できなかった項目や、消費者がその他に商品・サービスに対して抱いている具体的なイメージを把握することは不可能であるということだ。 そこで図2のような調査票を設計して対応する。これは5年ほど前に実施した自動車メーカの企業イメージ比較の調査票である。 このアンケート結果から、テキストマイニング分析をしてみると図3ようになる(ここではTRUE TELLERのマッピング機能を用いて分析)。 この例では、係り受け内容をコレスポンデンス分析という手法を用いて分析し、TRUE TELLERの機能によって平面にマップ化している。この分析では、各社に関連性が強い表現や固有の表現が企業名の周辺に配置されるようになっている(特許出願中)。 図3の詳細を見てみると、トヨタには「高級感がある」や「信頼性がある」などのフレーズが、ホンダには「若者に人気がある」や「エンジンが良い」などのフレーズが集中している。またニッサンからは「ゴーンが頑張っている」などのフレーズが見受けられたのは非常に興味深い。このようにテキストマイニング分析によって、自社が他社と比較してどのようにイメージされているかが浮かび上がってくる。 |
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