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グループウェアはアレだけじゃない!dotProject徹底解剖! |
第2回:「dotProject」をインストールする
著者:上鍵 忠志 2007/1/11
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dotProjectのインストールの流れ
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第1回ではオープンソースのグループウェア「dotProject」の概要について解説しました。第2回では、dotProjectを実際にインストールしていきましょう。今回は以下のような流れでインストールを行います。
- Webサーバ環境の構築
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- LinuxはRed Hat Enterprise Linux 4あるいはCentOS 4がインストールされていることとする
- 必要なRPM(RPM Package Manager)パッケージのインストールと設定をする
- 各種サービスのサーバを起動する
- dotProjectのインストールと設定
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- dotProjectのダウンロード
- dotProjectのインストーラの実行
- dotProject上で最低限の設定
表1:インストールの流れ
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想定する環境 |
なお、本連載では、dotProjectを下記のような環境を想定(注1)して構築します。
項目 |
今回の設定例 |
構築ホスト名(FQDN) |
dotproject.example.com |
アクセスURL |
http://dotproject.example.com/ |
サーバIPアドレス |
192.168.100.2 |
サイト構築ユーザ |
webmaster |
インストール先ディレクトリ |
/home/webmaster/docroot/dotproject/htdocs/ |
表2:想定した環境
※注1:
実際のインストール作業では、上記の値を各自社ドメインなど適切な値に読み替えて設定してください。
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Webサーバ環境の構築 |
まずWebサーバ環境の構築を行います。
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httpd、mysql-server、phpのインストール |
「httpd」「php」「mysql-server」などのインストールを行っていない場合、次の手順で行ってください。これらのインストールが済んでいる場合は、次の「httpd、mysql-server、phpの各種設定」に進んでください。
以下のコマンドを実行し、「httpd」「mysql-serverおよびmysql」「phpおよびphp-mysql」「php-mbstring」「php-gd」をインストールします。
# /usr/bin/up2date -i httpd mysql mysql-server php php-mysql php-mbstring php-gd
「httpd」「php」「mysql-server」などがインストールされます。
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httpd、mysql-server、phpの各種設定 |
httpdやmysql-serverをインストールしたら、それぞれの設定は各自適切に設定してください。筆者の環境ではdotproject.example.com用のバーチャルホストの設定をディレクトリ「/etc/httpd/conf.d/」にファイル名「dotproject.example.com」で作成しました。以下に例として示します。
<VirtualHost *:80>
ServerName dotproject.example.com
DocumentRoot "/home/webmaster/docroot/dotproject.example.com/htdocs/"
SetEnvIf Request_URI "\.(gif)|(jpg)|(png)$" no_log
CustomLog logs/vhost/dotproject.example.com/access.log combined env=!no_log
ErrorLog logs/vhost/dotproject.example.com/error.log
</VirtualHost>
NameVirtualHost *:80
次にCentOSが用意したテストページを作成するための設定ファイルを削除します。
# rm -f /etc/httpd/conf.d/welcome.conf
なお、この記事の内容を試すだけならMySQL、PHPともに特に設定ファイルを編集する必要はありません。
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