第4回:内部統制におけるサイト内検索の活用 (1/3)

企業サイト内検索
企業情報を活かす検索エンジン新時代

第4回:内部統制におけるサイト内検索の活用

監修:マーズフラッグ  武井 信也
著者:ThinkIT編集局   2007/4/6
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内部統制時代におけるサイト内検索の活用

   本連載の第1回から第3回にわたって企業内検索に「見える」検索を使用し、そこから得られるログを企業価値に結びつけるための方法と、そのメリットについて解説してきました。このメリットはWebページを訪れるユーザだけでなく、Webサイトを制作/公開している企業側にとっても重要なポイントであることが理解できたと思います。

   「見える!検索エンジンMARS FLAG」のように、文字列だけではなく、サムネール付きの「見える」形で表示されることで得られる検索結果とログによって、今まで気がつくことができなかった自社サイトの本当の姿が浮かび上がってくるのです。

見えることでわかるクリエイティブの「質」

   自社サイトのクリエイティブは、コーポレートイメージやブランドイメージなどに基づいた一定のポリシーによって、構造や外観が統一されている必要があります。統一されていないと、企業や製品のイメージをユーザに対して正しく伝えることができないからです。

   ところが、自社サイト内のクリエイティブの質は、担当者が思っている以上にバラバラで、統一されていないケースがあります。現在、企業のWebサイトは数百から数千のページによって構成されています。このため、Webサイトのデザイナやプロデューサ、広報のWeb責任者などの目の届かないところで、ポリシーから外れたクリエイティブが公開されていることがあるのです。

   例えば、意図していない製品写真が掲載されていたり、用語が統一されていないといったケースがこれにあたります。また、クリエイティブの質がばらついている以上に問題となるのが「どうしてこんなところにこんなキャンペーンのサイトが立ち上がってるの?」というように、把握していないページが公開されているケースです。

   このような例については「そんなバカな」と思われる方もいるでしょう。しかしこれは大手企業のWebサイトでも現実に起きている問題なのです。

   責任者がいくら目を光らせても、作業フローがきちんと確立されていなければ、このような事態は起こり得ます。事前にフローを終始徹底させ「そうさせない」ことがもちろん重要なのですが、すでに公開されてしまっているWebページに対するチェックも必要です。それを知るための手段として「見える」検索が有効なのは間違いありません。

用語解説

見える!検索エンジンMARS FLAG
マーズフラッグが開発・提供している検索ポータルサイト。
http://www.marsflag.com/

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株式会社 マーズフラッグ 代表取締役社長 武井 信也
監修者プロフィール
株式会社マーズフラッグ  代表取締役社長
武井 信也

学生時代よりプログラミングに魅力を感じ、多くの言語を経験する。システム開発・コンサルティング会社、株式会社サイバーコム設立発起人を経て現職。現在、見える検索エンジンポータル「Mars Flag」および、見えるサイト内検索エンジン「MARS FINDER」を開発・運営。


INDEX
第4回:内部統制におけるサイト内検索の活用
内部統制時代におけるサイト内検索の活用
  用語統一などのチェックに検索を活用する
  「Webサイト炎上」をシェーディング
企業情報を活かす検索エンジン新時代
第1回 企業サイトのがっかり検索をなくせ
第2回 検索ポータルと企業サイト内検索の目的の違い
第3回 検索ログの信頼性を高めて経験価値を向上させる
第4回 内部統制におけるサイト内検索の活用
第5回 検索エンジンで企業内ナレッジを一本釣り

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