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TomcatにWebアプリケーションを配備する

2007年11月9日(金)
羽倉 敬

プログラムの準備

まずは、サーブレットでHelloWorldプログラムを作成します。


HelloWorldサーブレットクラス

import java.io.IOException;
import java.io.PrintWriter;

import javax.servlet.ServletException;
import javax.servlet.http.HttpServlet;
import javax.servlet.http.HttpServletRequest;
import javax.servlet.http.HttpServletResponse;

public class HelloWorld extends HttpServlet{

public void service(HttpServletRequest request,
         HttpServletResponse response)
             throws ServletException, IOException {

     response.setContentType("text/html");
     PrintWriter out = response.getWriter();

     out.println("<html>");
     out.println("<head>");
     out.println("<title>Hello World</title>");
     out.println("</head>");
     out.println("<body>");
     out.println("<h1>Hello World</h1>");
     out.println("</body>");
     out.println("</html>");

     out.close();
 }
}

サーブレットのjavaソースファイルは通常行うように

javac HelloWorld.java

としてもコンパイルできません。サーブレットのコンパイルを行うにはサーブレットAPIをクラスパスに追加する必要があります。環境変数CATALINA_HOMEにTomcatのインストールディレクトリが設定されていれば以下のコマンドでクラスパスを追加できます。

Windowsの場合

SET CLASSPATH=%CLASSPATH%;%CATALINA_HOME%\common\lib\servlet-api.jar

Linuxの場合

export CLASSPATH=$CLASSPATH;$CATALINA_HOME/common/lib/servlet-api.jar

Webアプリケーションディレクトリの作成

次に、Webアプリケーション標準のディレクトリ構成を作成します。

まず、Webアプリケーションのhelloworldディレクトリを、$CATALINA_HOME/webappsディレクトリに作成します。

helloworldディレクトリにWEB-INFディレクトリを作成してください。作成したWEB-INFディレクトリにclassesとlibディレクトリを作成します。作成したclassesディレクトリにコンパイル済のHelloWorld.classをコピーしてください。

配備記述子(web.xml)の作成

WEB-INFディレクトリにweb.xmlファイルを作成し、サーブレットマッピングを記述します。サーブレットマッピングにより、特定のURLとサーブレットクラスが結び付けられます。サーブレットマッピングはweb.xmlの要素の間に記述します

Hello Worldアプリケーションのweb.xml

Hello Worldアプリケーションのweb.xml

<?xml version="1.0" encoding="ISO-8859-1"?>
<web-app xmlns="http://java.sun.com/xml/ns/j2ee"
 xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"
 xsi:schemaLocation="http://java.sun.com/xml/ns/j2ee http://java.sun.com/xml/ns/j2ee/web-app_2_4.xsd"
 version="2.4">

 <servlet>
 <servlet-name>
   hello
 </servlet-name>
 <servlet-class>
   HelloWorld
 </servlet-class>
  </servlet>

  <servlet-mapping>
 <servlet-name>
   hello
 </servlet-name>
 <url-pattern>
   /hello/
 </url-pattern>
  </servlet-mapping>

</web-app>

以上でWebアプリケーションの標準構成ができあがりました。

サーブレットマッピングなしでサーブレットクラスを利用するには

invokerサーブレットを用いるとサーブレットマッピングがなされなくても、「http://ホスト名/Webアプリケーション名/servlet/サーブレット名」ようなURLでサーブレットをロードできます。

Tomcat 5.5のデフォルト状態では、このInvokerサーブレットが無効になっています。これを有効にするには、「$CATALINA_HOME/conf /web.xml」の99行目からのコメントアウトと349行目からのコメントアウトをはずす必要があります。ただし、Invokerサーブレットにはセキュリティホールが報告されています。テスト環境以外でInvokerを有効にしないよう注意してください。

Ja-JakartaプロジェクトTomcat質問集「Invokerは、なぜよくないの?」
http://www.jajakarta.org/tomcat/faq/misc.html#evil

WebアプリケーションをWarにまとめる

WebアプリケーションはWarという1つのファイルにまとめることができます。WarファイルをWebアプリケーションのルートに配置するだけでWebアプリケーションの追加が行えるため、配布が容易になります。

Warファイルを作成するにはコマンドラインから、Webアプリケーションのディレクトリに移動し、「jar cvf helloworld.war.⁄*」を実行します。処理が完了すると同じディレクトリにhelloworld.warというファイルが作成されています。

株式会社ビーブレイクシステムズ

千葉大学法経学部卒業。大学時代よりオープンソースに興味を持ち、オープンソース専業ベンダーのビーブレイク システムズに入社。現在に至る。また、現在は社内技術サークルの中心メンバーとして日々提案・啓蒙活動を行う。座右の銘は「自らが求めてつくらなければ、 自身が求めるものはできない」

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