さくらインターネット、コンテナ型データセンターの稼働を開始

2025年6月13日(金)
 さくらインターネットは6月11日、石狩データセンター敷地内に建設したコンテナ型データセンターの稼働を開始した。

 このデータセンターは、より多くのユーザに迅速にGPUリソースを提供するために、従来型のデータセンターよりも工期の短縮が可能なコンテナ型を採用して提供されている。今回のコンテナ型データセンターは計画から約1年6か月で竣工したという。また、同データセンターでは直接液体冷却方式(Direct Liquid Cooling)を導入しており、従来採用していた空調方式に加えて、冷却水を用いてサーバーの高発熱部位を部分的に冷却する運用が可能になるため、冷却に必要な消費電力の削減が見込まれるという。また、冷却性能の向上により1ラック最大5台まで収容可能となり、設備の運用効率が向上した。

 なお、同データセンターには「NVIDIA H200 GPU」を新たに整備し、ベアメタル型GPUクラウドサービス「高火力 PHY」においてH200プランの提供を開始する。

(川原 龍人/びぎねっと)

[関連リンク]
リリースアナウンス

Think ITメルマガ会員登録受付中

Think ITでは、技術情報が詰まったメールマガジン「Think IT Weekly」の配信サービスを提供しています。メルマガ会員登録を済ませれば、メルマガだけでなく、さまざまな限定特典を入手できるようになります。

Think ITメルマガ会員のサービス内容を見る