Cライブラリ「glibc 2.43」リリース‐clangビルド実験対応やUnicode 17更新など

C23対応拡充とmseal/openat2追加で基盤機能を強化、CORE-MATH由来の数学関数追加など幅広い更新

1月24日 23:58

 GNU Projectは1月24日(現地時間)、UNIX系OSなどで広く利用されているCライブラリであるGNU C library(glibc)の最新版、「glibc 2.43」がリリースされた。glibcは、C言語で記述されたプログラムで利用される関数のフリーなライブラリであり、Linuxでは事実上の標準実装となっている。glibcは、標準ライブラリやスレッド、動的リンクなどのOS基盤機能を提供する。

 「glibc 2.43」では、free_sized/free_aligned_sized、memset_explicit、memalignmentなどの関数追加、assertマクロの可変引数対応、文字列探索系関数マクロ化、へのC23系typedef追加、メモリマッピングの変更を抑止する「mseal」関数の追加、openatの拡張「openat2」関数の追加のほか、CORE-MATH由来の「最適化かつ正しく丸められた」数学関数(acosh/asinh/atanh/erf/erfc/lgamma/tgammaなど)の取り込み、fmaやremainder、frexp系などの最適化実装、clangによるビルドの実験的サポートの追加、「Unicode 17.0.0」へのアップデート、その他セキュリティの強化など、数多くの機能強化および不具合の修正が施されている。

 「glibc 2.43」のソースコードは、GNU ProjectのFTPサイトやミラーサイトなどから入手できる。

(川原 龍人/びぎねっと)

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GNU C library(glibc)
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