FreeBSD、ベースシステムからdialogを削除 ─ 最後のGPLソフトウェアを除去

dpv、libdpv、libfigparも退役、ベースシステムからGPLソフトウェアを一掃

7月21日 11:10

 FreeBSD Projectは7月(現地時間)、ベースシステムから「dialog」を削除するコミットを行った。

 Linuxディストリビューションの多くがGNU由来のユーザーランドを組み合わせているのに対し、FreeBSDは歴史的にBSDライセンスを中心とするベースシステムを構築してきた。

 今回削除されたdialogは、端末上でメニュー、チェックリスト、メッセージボックス、入力フォームなどのテキストユーザーインターフェースを表示するためのツール。dialogはFreeBSDベースシステムに残っていた最後のGPLソフトウェアであり、これに合わせてdpv、libdpv、libfigparもベースシステムから削除された。これによって、FreeBSDのベースシステムからGPLソフトウェアが完全に姿を消したことになる。

 FreeBSDは、サードパーティアプリケーションをPorts Collectionやpkgで提供する一方、ベースシステムについてはOS本体として一体的に管理している。今回の変更は、FreeBSDベースシステムからGPL由来の最後のコンポーネントを取り除くものであり、FreeBSDの「ベースシステムにGPLソフトウェアを利用しない」という方針に沿った措置となる。

 なお、この変更はFreeBSD srcリポジトリへのコミットであり、既存のリリース済みFreeBSD環境に直ちに影響するものではない。また、GPLソフトウェアを利用しないという方針はベースシステムに対するものであり、Ports Collectionやpkgで提供されるサードパーティソフトウェアでは引き続きGPLソフトウェアが採用されている。

(川原 龍人/びぎねっと)

[関連リンク]
FreeBSDレビュー D55424: Retire dialog
FreeBSDレビュー D55425: Retire the GNU subtree

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