「NetworkManager 1.58.0」リリース ─ CLATとGENEVEインターフェースに対応

6GHz帯Wi-FiやnmtuiでのQRコード表示に対応、CVE-2026-10805を修正

7月21日 23:03

 Network Manager Projectは7月20日(現地時間)、ネットワーク設定ツール「NetworkManager 1.58.0」をリリースした。

 「NetworkManager」は、Linuxにおけるネットワーク関連の設定管理を行うツール。有線・無線LAN、ブリッジ、3G、Bluetoothなどのネットワークをサポートしており、設定、移行、自動接続などの機能を合わせ持っている。GNOME、KDEのほか、組み込み機器などに対応しており、dbusを経由して対応アプリケーションを構築することができる。

 「NetworkManager 1.58.0」はメジャーアップデートリリースとなっており、CLAT(464XLAT)やGENEVEインターフェースへの対応、Wi-Fi機能の強化、nmtuiの改善などのほか、セキュリティ修正も施されている。

 「NetworkManager 1.58.0」のハイライトは次の通り。
〇BPFを利用したCLAT(464XLAT)のサポート
〇GENEVEインターフェースのサポート
〇Wi-Fi接続設定のbandプロパティで6GHz帯を指定可能に
〇iwdバックエンドでWi-Fiの省電力設定に対応
〇インターフェース単位で接続性チェックを無効化する「check-connectivity」オプションを追加
〇ゲートウェイおよび指定したIPアドレスへの到達確認に内部ping実装を利用
〇管理対象/管理対象外の状態を再起動後も保持可能に
〇DHCPv6で委譲されたIPv6プレフィックスを共有接続で利用可能に
〇nmtuiからWi-Fi接続情報をQRコードで表示可能に
〇nmtuiにWi-Fi再スキャンボタンとVim形式の検索機能を追加
〇nmcliのWi-Fiスキャン結果に周波数帯を表示
〇不正なMUD URLによるローカル権限昇格の脆弱性を修正(CVE-2026-10805)
〇不正なDHCPv4パケットによって境界外読み取りとクラッシュが発生する問題を修正
〇非公開接続で802.1X証明書および秘密鍵へのユーザのアクセス権を検証
〇dhclientをDHCPバックエンドとして利用する機能を削除
〇Wireless Extensionsを非推奨とし、デフォルトで無効化
〇開発版とリリース候補版のバージョン表記を「-dev」「-rcX」形式に統一
など。

 「NetworkManager 1.58.0」は、Webサイトから入手できる。

(川原 龍人/びぎねっと)

[関連リンク]
NetworkManager.dev
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