Linuxカーネルの最新版、「Linux 7.2.3/7.1.13」が9月2日(現地時間)、リリースされた。また、LTS版も一斉にアップデートされている(6.18.49/6.12.108/6.6.156/6.1.187/5.15.220/5.10.269)。また、今回のリリースを持って、「Linux 7.1系列」はEOL(End of Life)に達した。
今回、各リリースに加わった主な変更点は次の通り。
〇usbfsおよびCypress c67x00 USBドライバのuse-after-freeを修正
〇MediaTek MT7925無線LANドライバで転送フレームによりカーネルパニックが発生する問題を修正
〇nftablesのオブジェクト通知処理における競合とuse-after-freeを修正
〇IPv6 Segment RoutingのIPIPカプセル解除処理で範囲外書き込みが発生する問題を修正
〇ネットワークブリッジのマルチキャスト処理やTCP-AOの鍵処理におけるuse-after-freeを修正
〇NICによるTLSオフロード処理の範囲外書き込みを修正
〇ファイルシステムレベルで暗号化されたファイルをスワップファイルとして使用できないように変更
〇FUSE DAXのロック解放漏れとext4のWRITE_ZEROES処理を修正
〇SELinuxのポリシー解析を厳格化し、不正な値による範囲外書き込みなどを防止
〇NVMe/TCPおよびSoft RoCE(RDMA/rxe)のメモリ管理に関する問題を修正
など。
今回のリリースを持って、Linux 7.1系列はEOLとなり、今後はサポートが提供されない。Linux 7.1系列の利用者にはLinux 7.2系列への移行が求められている。
(川原 龍人/びぎねっと)
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