Linuxカーネルにroot権限を剥奪される脆弱性

2016年10月25日(火)

Linux kernelにroot権限が奪取される恐れのある脆弱性が発見された(CVE-2016-5195)。JPCERT/CCから「緊急」として発表された。

該当するバージョンは、Linux 2.6.22 およびそれ以降で「4.8.3より前のバージョン」「4.7.9より前のバージョン」「4.4.26より前のバージョン」。copy-on-write機構に競合が発生し、root権限を不正に奪取される危険がある。

この脆弱性に対応するパッチおよびアップグレードが各ベンダーから公開されているため、Linuxのユーザはパッチを適用するか、各ベンダーから提供されているカーネルのアッグレードを行うことが強く推奨される。

(川原 龍人/びぎねっと)

[関連リンク]
CVE-2016-5195
JVNの記事

※本ニュース記事はびぎねっとITニュースから提供を受けて配信しています。
転載元はこちらをご覧ください。

Think ITメルマガ会員登録受付中

Think ITでは、技術情報が詰まったメールマガジン「Think IT Weekly」の配信サービスを提供しています。メルマガ会員登録を済ませれば、メルマガだけでなく、さまざまな限定特典を入手できるようになります。

Think ITメルマガ会員のサービス内容を見る