scpクライアントに脆弱性、複数のプロダクトに影響
2019年1月18日(金)
F-SecureのHarry Sintonen氏は1月14日(現地時間)、OpenSSH、PuTTY、WinSCPなどで利用されているscpクライアントに脆弱性が存在すると発表した。
今回発表された脆弱性は、scpサーバから戻るオブジェクトの検証が行われないことによって起こるもので、1983年に公開されたrcpのコードにまで遡って存在する問題だとされている。この脆弱性を悪用されると、細工されたscpサーバによってディレクトリの属性を不正に変更したり、クライアントの出力を偽装するなどの危険がある。
なお、脆弱性に関する詳細な情報は後日公開するとされており、アップデートが提供されていないソフトウェアを利用している場合は、今後提供されるセキュリティ情報に注意することが強く推奨される。
(川原 龍人/びぎねっと)
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