「CentOS Linux 7」のコミュニティーサポートが6月30日に終了

Linuxディストリビューション「CentOS Linux 7」のコミュニティーサポートが2024年6月30日、終了する。

コミュニティサポートの終了に伴い、セキュリティ修正が提供されなくなるため、セキュリティ上大きな問題が生じる。「CentOS 7」のユーザは代替となるOSの導入の検討が強く推奨される。

　「CentOS」は、Red Hat Enterprise Linux（RHEL）から商標などを除いてビルドされたLinuxディストリビューション。しかし、Red HatはCentOSの提供に関しての方針を変更し、事実上「CentOS 7」の公式な後継ディストリビューションは提供されていない(「CentOS 8」は既にサポートが終了している)。このため、「CentIS 7」のユーザは、他のLinuxディストリビューションに移行するなどの措置が必要となる。

　なお、この流れを受けて、Red Hat Enterprise Linux互換を目指した「Rocky Linux」「Almalinux」などが別のベンダーから提供されている。

(川原 龍人/びぎねっと)

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