IIJグローバル、インターネットVPN環境をワンストップで提供する「SmartWAN」サービス提供開始
IIJグローバルソリューションズ(以下、IIJグローバル)は4月4日、2012年9月より提供している「IIJ Global Smart WANサービス」を刷新し、ネットワーク機器を集中管理するシステム「SACM(Service Adaptor Control Manager)」を活用した新たなネットワークサービス「SmartWAN」を、2013年4月22日より提供開始すると発表した。
SmartWANは、ネットワークの設計・構築から、回線や機器の調達、運用管理まで、ワンストップで提供するマネージド型インターネットVPNサービス。IIJが独自開発した次世代のネットワークマネージメント「SMFv2」の自動接続、完全管理の仕組みをOEM提供するためのマネージメントサービス基盤である「SACM」の仕組みと、IIJグローバルが長年培ってきたネットワーク運用のノウハウを組み合わせ、企業ネットワークの運用に係る負荷を大幅に軽減する。本サービスではIIJが新たに開発したサービスアダプタ「SA-W1」を提供する。最低利用期間は1ヵ月。
SmartWANの主な特徴は以下の通り。
本サービスでは、IIJが新開発したサービスアダプタ「SA-W1」を提供。無線LAN機能を有しており、通常のオフィスのみならず有線回線の敷設が困難な店舗等でのネットワーク環境の構築も可能(モバイルによるVPN接続は2013年7月提供予定)。さらに、昨今利用ニーズが高まっているタブレット端末での利用もサポート。無線アクセスポイントはSACMにより、サービスアダプタと一元的な管理が可能。
SA-W1を採用することで、利用用途の拡大が見込まれるIPv6(NGNVPN)にも標準で対応。低遅延・高スループットかつセキュリティに優れたIPv6ネットワーク環境を安価に構築することが可能。
機器から回線までの運用監視を一元的にIIJグローバルのヘルプデスクが24時間365日体制でサポート。効率的かつ迅速な運用により、運用の負荷なく、安定した環境で利用できる。全国に展開したSA-W1のネットワーク接続状況を専用Webポータル上で確認でき、万一の障害時にはメールでのアラート通知も可能。
様々な用途で利用できるように最低利用期間は1ヵ月から契約可能。工事現場での利用や仮店舗といった臨時オフィスなど、短期の利用用途にも利用できる。
通常の無線WAN接続に加え、異なるキャリアのモバイルデータ通信サービスを同時に利用できるダブル無線WAN機能により、冗長化された通信の確保が可能。
http://www.iijglobal.co.jp/
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