日本OSS推進フォーラム、復興支援の活動報告と今後の無償支援を発表

2013年12月14日(土)

日本OSS推進フォーラムは12月10日、これまでの復興支援に関する活動報告と今後の無償支援についての発表を行った。

日本OSS推進フォーラムでは震災復興に携わる個人や団体・企業や公共施設・自治体を対象にオープンソースのオフィスソフトと基本ソフト(OS)を無料で配布し、利用を支援してきた。

無償支援の第一期は2011年6月から、第二期は2012年2月から、そして現在実施中の第三期は2012年12月から実施しており、累計の利用者は、CDやDVDの配達による利用者が47地域100名、日本OSS推進フォーラムの復興再生支援サイトからのダウンロードによる利用者が2,000名に達する。

申込みの際に質問した利用目的は、被災地の自治体や企業で消失した文書の復旧、活動支援、またそれを直接的・間接的に下支えする方々が最新のオープンソースのオフィスソフトや基本OSの動作を確認したり習熟したりするためという内容だったという。また、この2年半、日本OSS推進フォーラムの有志が導入支援をメールとFacebookにて実施しているが、全くといっていいほど問題が無く、利用者の技量の高さと、提供しているソフト・OSの使いやすさ解りやすさがあらためて認識される結果となった。

日本OSS推進フォーラムが提供しているのは、ISO国際標準規格に対応し世界中で広く使われている高機能オフィスソフト「LibreOffice」と、日本語環境の整ったオープンソースの基本ソフト(OS)で国際的に評判の高い「Ubuntu」、国産で使い勝手の良い「Vine Linux」。

第四期で無料配布・利用支援するオープンソースのオフィスソフト・OSの組合せは次の通り。

 ・Windows 8/7/Vista/XP対応のLibreOffice 4.1.3インストール用ソフトウェア一式
 ・LibreOffice 4.1.3搭載のVine Linux 6.2(32bit版)インストール用ソフトウェア一式
 ・LibreOffice 3.5.4搭載のUbuntu 12.04.2 LTS(32bit版)インストール用ソフトウェア一式

なお、配布は、フォーラムの復興再生支援サイトからのダウンロード形式。無償サポートは2014年3月末まで実施する。


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