Talend、統合性能を向上した最新版「Talend 5.5」をリリース
2014年6月6日(金)
Talendは6月3日、Apache Hadoop上でネイティブに稼働する統合基盤ソフトウェアの最新版「Talend 5.5」を発表した。
最新版の「Talend 5.5」は、Hadoop上での処理性能を平均45%(Talend5.4との比較)向上している。データ統合、データクレンジング処理、データマッピング処理などを高速に行えることにより、数ギガバイトの膨大かつ複雑なデータであってもHadoopクラスターにストリーミング連携・解析することも可能になり、ビッグデータのリアルタイムな活用をスムーズにする。
Talendのソフトウェア製品は、オープンソースモデルで開発されており、Hadoopなどの最先端技術のオープンソース開発コミュニティに積極的に参加しているため、新しい技術への対応スピードが早く、ユーザー企業の開発者は、Talendのソフトウェア製品を利用して最先端の技術を容易に活用することができる。
その一例として、「Talend 5.5」では、大規模データのクラスタコンピューティングフレームワークとして注目されているApache SparkをサポートしたTalendのソフトウェア製品をいちはやく開発者サイトで公開した。
「Talend 5.5」のオープンソース版は、TalendのWebサイトから無償でダウンロード可能。また、商用製品は国内13社の販売パートナー経由で提供する予定。また、Spark用コンポーネント(試験版)を、Talendforge.orgのTalend Exchangeから無償でダウンロードできる。
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