ミラクル・リナックス、OSS運用統合ソフト「Hatohol」の仮想マシンイメージを無償公開
2014年12月27日(土)
ミラクル・リナックスは12月24日、システム監視やインシデント管理、ログ管理など、様々な運用管理ツールを統合するオープンソースの運用統合ソフト「Hatohol (はとほる)」を簡単に体験できるVMware用の仮想マシンイメージを開発し、MIRACLE Labsにて無償公開を開始した。
今回公開する仮想マシンイメージでは、複数のZabbixおよびNagiosサーバを活用している環境において、監視サーバの一括監視による利便性を体験することができる。仮想マシンイメージとしてHatoholをセットアップ済みの状態で提供するため、仮想環境にインポートしてすぐに利用できる。本仮想マシンイメージでは以下の機能を提供する。
- 複数のZabbix/Nagiosサーバを統合してイベントを管理
複数のZabbix/Nagiosで取得した情報を統合管理 - Redmineと連携してアラームをインシデント管理
イベントから自動的にチケット起票
チケット進捗情報をイベント画面にマージして一覧表示
現在、Hatoholは、ZabbixとNagiosが保持するイベントなどの情報の集約する機能と、それらを統合して表示する機能を有している。今後、OpenStackのハイパーバイザーが管理している仮想マシンのリソース情報の収集機能と、システム上に散在するログの管理機能をHatoholに追加する予定。これにより、ゲストOSやアプリケーションのリソース情報とログ、仮想マシンのリソース情報、および物理マシンのリソース情報とログを集約できるようになる。さらに、これらの情報を一元的に表示可能なグラフ機能を追加する。
Hatoholを機能拡張すると同時に、Redmineでのインシデント管理やfluentdでのログ管理など各種OSSとの連携を進め、次世代IT基盤によるエコシステムを開発し、クラウド環境/オンプレミス環境の統合的な運用管理とその工数削減を実現して、OSSによる運用管理の課題解決を図る。
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