SUSEは3月4日、ソフトウェアベースのエンタープライズ向け分散ストレージ・ソリューション「SUSE Enterprise Storage」の提供開始を発表した。
SUSE Enterprise Storageは、自己管理機能と自己修復機能を備えており、オープンソースの分散ストレージ・ソリューションのCephがベースとなっている。SUSE Enterprise Storageの価格は、市場においてもっとも低い水準となる月額0.1セント/GBに設定されており、市販されている汎用のサーバとディスクドライブを使用し、コスト効率と拡張性に優れたストレージを構築できる。
SUSE Enterprise Storageは、オープンソース・プロジェクトであるCephのFireflyリリースをベースとしたフル機能のソリューション。キャッシュ階層化、シンプロビジョニング、コピーオンライト方式のクローン作成、erasure coding(消失訂正符号)などの機能を搭載しており、オブジェクト、アーカイブ、バルクの各種ストレージに最適だという。
SUSE Enterprise Storageは、SUSE OpenStack Cloudのオプションとしても、単体のストレージ・ソリューションとしても使用可能となっている。