ジュニパーネットワークスとミランティス、大規模OpenStackクラウドを構築するため、 SDNソリューションにおける提携を拡大
ジュニパーネットワークスとミランティスは、大規模OpenStackクラウドの導入を実現するため、信頼性の高いオープンソースSDNファブリックを提供する技術提携を拡大することを発表した。これにより、OpenStackの大規模導入と運用を容易にするミランティスのOpenStackディストリビューション「Mirantis OpenStack」は、ジュニパーネットワークスの標準ベースのSDNソリューション「Contrail Networking」をサポートし、相互運用が可能になる。また、「Mirantis OpenStack」は、オープンソースSDNソリューション「OpenContrail」もサポートしており、相互運用が可能。
調査会社の451 Research の最新の調査によると、OpenStackの市場規模は2016年までに17億米ドルに達すると推測されている。企業やサービスプロバイダは、さらなる柔軟性、コスト低減、ベンダーロックインの回避、他のインフラやアプリケーションとの統合をカスタマイズする機能を実現するため、ますますオープンソースのソフトウェアを求めるようになっている。
ジュニパーネットワークスとミランティスは、「Mirantis OpenStack」で「Contrail Networking」の導入と管理を行うリファレンス・アーキテクチャを公開した。これにより、顧客は複雑で高価なベンダー独自仕様のネットワークおよび管理ソフトウェアに依存せずOpenStackクラウドを容易に拡張できるようになる。両製品の導入により、クラウド・サーバのノード数に関する拡張性を飛躍的に向上する。
リファレンス・アーキテクチャは「Contrail Networking」により、「OpenStack Juno」をベースにした「Mirantis OpenStack 6.0」に対して有効化される。ジュニパーネットワークスとミランティスは、大規模なOpenStackクラウドの導入と管理の自動化および簡素化を強化するFuelプラグインを2015年の第2四半期にリリースする予定。
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