サン電子が国産ARスマートグラス「AceReal One」発売
先週も数多くのVR/AR関連ニュースが報じられました。その中で目を惹いたのは、サン電子株式会社による独自開発のARスマートグラス「AceReal One」の開発者向けモデルに関する発表でした。また、現実にある物体を3次元的に撮影する「3Dスキャン」技術をスマホ1つで行い、さらに現実空間にARで表示するデモ等もTwitterで公開され、話題となりました。
VR関連については、VR開発のSynamonが、KDDI株式会社の実施する「次世代プログラム」に採択されたことや、医療現場における救急救命士向けのトレーニングコンテンツの開発などが報じられています。
サン電子、国産ARスマートグラス「AceReal One」を開発・開発者向けに発売開始
サン電子株式会社は、独自開発のARスマートグラス「AceReal One」の開発者向けモデル「AceReal One Development Kit(AceReal One DK)」の発売を開始します。発売は2018年9月下旬以降を予定しており、アプリを開発予定の法人向けに100台を限定販売します。その後2019年初旬には、一般発売を予定しています。販売参考価格は555,000円(税別)です。
「AceReal」はサン電子が開発するARグラス「AceReal One」、クラウド型業務支援アプリ「AceReal Apps」、そしてソフトウェア開発キット「AceReal SDK」が一体となって提供するサービスです。今回限定販売されるARスマートグラスの「AceReal One」は産業用途に最適化されており、特に屋内外のフィールド作業に耐えられるようにデザインされているとのこと。
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サン電子、国産ARスマートグラス「AceReal One」を開発・開発者向けに発売開始
https://www.moguravr.com/acereal-one-dk-ar/
どちらが本物? 実物をスマホで3Dスキャンしてコピー、即座にARで表示
iOSアプリを手掛けるLaan Labsは、現実にある物体を3次元的に撮影する「3Dスキャン」技術を活用したARアプリ「3D Scanner Pro」のデモをTwitterで公開しました。目の前の物体がすぐさま3Dモデルになっていくようすに、驚きの声が上がっています。
今回公開されたデモでは、まずスマートフォンをかざして椅子や置物といった現実の物体をスキャンします。すると本物そっくりの3Dモデルが作成され、現実空間にARで表示することが可能になります。人まで表示しているようすを見ることができます。また、3Dオブジェクトのサイズは、自在に変更できます。
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どちらが本物?実物をスマホで3Dスキャンしてコピー、即座にARで表示
https://www.moguravr.com/3d-scanner-pro/
5G時代見据え共創へ VR開発のSynamonがKDDIの「次世代プログラム」に採択
株式会社Synamonは、同社が開発・展開するVRサービス「NEUTRANS」が、KDDI株式会社の実施する「次世代プログラム」に採択されたことを発表しました。
SynamonはKDDIを主なパートナー企業として、「NEUTRANS BIZ」を活用、社内におけるVR活用の実証実験やサービス共同開発を行います。今後は2018年9月5日にオープンしたIoT・5G時代のビジネス開発拠点「KDDI DIGITAL GATE」にて、5Gの実証実験環境を活用した新たな事業共創に取り組む予定です。
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5G時代見据え共創へ VR開発のSynamonがKDDIの「次世代プログラム」に採択
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人命を守る現場判断をVRで練習 救急救命士向けのVRトレーニング
オーストラリアのエディス・コーワン大学(ECU)の研究者らは、VR制作会社Virtual Guestと協力し、大規模な災害現場を想定した「救急救命士」向けのVRトレーニングを開発しています。
救急救命士のトレーニングで想定する現場は、テロ災害から自然災害まで広範囲に渡ります。現場に到着後は、人命の救助に一刻を争うという非常に緊迫した状態です。VRトレーニングでは、実際のキャストを360度デジタル空間に配置。トレーニングする人はHTC Viveのヘッドセットを装着し、コントローラーを使って現場での対応を進めます。
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人命を守る現場判断をVRで練習 救急救命士向けのVRトレーニング
https://www.moguravr.com/vr-rescue-training/