US-CERT、オーストラリアのサイバーセキュリティセンターの「パスワードスプレー攻撃」に関するアドバイザリを公開

2019年8月12日(月)

US-CERTは8月8日(現地時間)、オーストラリアのサイバーセキュリティセンター(ACSC)が「パスワードスプレー攻撃」に関するアドバイザリを公開したと発表した。

ACSCは、オーストラリアの組織が標的となった大量のパスワードスプレー攻撃を確認したという。「パスワードスプレー攻撃」はブルートフォース攻撃の一種。ブルートフォース攻撃はIDとパスワードの組み合わせを総当たりで試していく攻撃。ブルートフォース攻撃への対策としては一定期間内に規定回数以上のログイン失敗があった場合に一定時間ログインを禁止するといった対策が取られている。パスワードスプレー攻撃は、総当たりの速度を落とし、同じパスワードを複数のアカウントについて試すなどの方法により、検出が難しいという特徴がある。

ブルートフォース攻撃は古くから存在しているが、パスワードスプレー攻撃は2018年頃に発見され、活動数も2018~2019年にかけて増加していると見られる。

(川原 龍人/びぎねっと)

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