東北大学、新しいスーパーコンピュータ「AOBA」を運用開始
2020年10月3日(土)
東北大学サイバーサイエンスセンターは9月28日、新しいスーパーコンピュータ「AOBA」を10月1日から運用開始すると発表した。
「AOBA」の総演算性能は1.8 Pflop/sで、前システムの2.4倍の性能に当たる。「AOBA」は、高い実効性能を実現する技術として、世界的には異端児ともいえるベクトル型のスーパーコンピュータを採用している。また、これまでのベクトルコンピュータは特殊な利用方法が前提となってきたが、今回の「AOBA」では他のスーパーコンピュータと同様の標準的な利用方法となっている。その結果、データ駆動科学やAIなどの新しい応用分野への利用範囲の拡大も期待されるほか、緊急時には減災のための社会基盤として機能するとしている。
(川原 龍人/びぎねっと)
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