サイバートラスト、Red Hat Enterprise Linux8.4 をベースとした国産Linux OS「MIRACLE LINUX 8.4」を、無償化して提供開始
2021年10月6日(水)
サイバートラストは10月4日、Red Hat Enterprise Linux(RHEL)8.4 をベースに開発した、国産Linuxディストリビューション「MIRACLE LINUX 8.4」を、無償化して提供開始した。
「MIRACLE LINUX 8.4」は、CentOS 8 で動作する実行可能なプログラムを、そのまま MIRACLE LINUX 8.4 のコンピューターシステム上で動作させることができるCentOS 8とのバイナリ互換を維持しているという。今回のリリースより、有償で提供していたOSライセンスを無償で公開する。
今回無償提供される「MIRACLE LINUX 8.4」と CentOS 8 からの移行ツールを利用することで、CentOS 8 ユーザはOSのインストールし直しや最新版へのアップデートを行うことなく、MIRACLE LINUXへスムーズに移行できるという。RHEL 8.4クローンであるため、CentOS 8 のソフトウェアの構成を含めて同等の運用を継続することが可能。
有償サポートサービスも提供され、障害解析や技術問合せ対応のほか、CentOS から MIRACLE LINUX への移行に関する QA対応と日本語によるエラッタ情報サイトなどを提供する標準メニューに加えて、CentOS ベースで製品を開発する企業や大規模システムで CentOS を利用する企業に向けて、アプライアンス製品向け個別メニューの提案や、数千台規模の Linux サーバー全体の保守・サポート向け個別メニューを提供する。
「MIRACLE LINUX 8.4」は、Webサイトから入手できる。
(川原 龍人/びぎねっと)
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