Eclipseの小技&ちょっとうれしいプラグイン
Eclipseの小技&ちょっとうれしいプラグイン
ちょっとした小技や知識が作業効率に大きく差がでることが多いのは読者も経験があることでしょう。微力ながらその助けになるよう、Eclipseの小技、作業効率向上に役立つちょっとうれしいプラグインなどをここでは紹介します。
手軽に開発環境を整えたい
各種zipファイルをダウンロードして、Eclipseのインストール後、必要なプラグインを1つひとつインストールしていくのは時間がかかる上、プラグイン同士の依存関係により思わぬトラブルを起こすことがあります。そんな時、OSがWindowsであれば「All-In-One Eclipse」を利用することができます。
All-In-One EclipseはEclipse本体(+日本語化したもの)にプラグインの中から厳選したものをまとめて梱包した形(exe形式)で配布する、Eclipseのディストリビューションです。インストーラも用意されているので、簡単にEclipseをインストールすることができます。
All-In-One-Eclipseでインストールされるものは表1の通りです。これ以外のプラグインを後からインストールする場合、依存するEMFやGEFのバージョンが合致しているかどうか注意する必要があります。

(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
なお、Eclipse本体と日本語パックだけで構成されている「All-In-One-Eclipse-Setup-3.1.1-Lite」も利用することが出来ます。最小限のプラグインだけでEclipseを利用したい場合は、こちらを使用すると便利です。
エラーや警告の修正を個別に対応するのが面倒
アノテーションで少しだけ紹介したクイック・フィックス機能(「Control+1」キー)ですが、アノテーション付与はごく一部の機能です。
クイック・フィックスは、Javaエディターで入力中およびコンパイル後に検出された問題に対して修正を提案します。提案によって作用する対象および、その概要は表2の通りで、エラーや警告の修正などの面倒な作業を効率よく行えます。
便利なショートカットキーってどれ?
Eclipseにはかなりの数のショートカットキーが用意されています。そのすべてを覚えるのは難しいので、ここでは頻繁に使用する便利なショートカットキーに絞って表3にまとめます。
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