Linux+DB2のパフォーマンスチューニング 8

DB2スナップショット・モニターの利用方法

DB2スナップショット・モニターの利用方法

   では、実際にDB2をチューニングしていく方法を解説します。まずは、スナップショット・モニターの使い方を説明します。

   スナップショット・モニターで情報を取得するには、あらかじめ取得したい情報の「モニター・スイッチ」をONにする必要があります。各モニター項目、スナップショット・モニターの取得コマンド、および関連するモニター・スイッチについては、以下の通りです。

モニター項目取得コマンド関連モニター・スイッチ
データベース・
マネージャー
db2 get snapshot for dbmSORT
データベースdb2 get snapshot for db on データベース名BUFFERPOOL, SORT, LOCK
バッファープールdb2 get snapshot for bufferpools on データベース名BUFFERPOOL
アプリケーションdb2 get snapshot for applications on データベース名BUFFERPOOL, SORT, LOCK, UOW
動的SQLdb2 get snapshot for dynamic sql on データベース名STATEMENT, BUFFERPOOL, SORT
db2 get snapshot for tables on データベース名TABLE
表スペースdb2 get snapshot for tablespaces on データベース名BUFFERPOOL
ロックdb2 get snapshot for locks on データベース名LOCK
表5:スナップショット・モニターの取得コマンドとモニター・スイッチの関係

   上記コマンドを実行すると、標準出力に結果が戻りますので、それをテキストファイルとして保存して、後で利用します。

   モニタリング対象項目によっては、累積値のものがあります。その場合には、最低2回、あるインターバルでスナップショットを取得して、その差分値を算出し、現在の処理状況の値として利用します。

   なお、スナップショット表関数を利用することで、スナップショットをコマンドではなくSQLとして発行し、結果をDB2の表に保存することも可能です。その方法につきましては、マニュアルを参照ください。

モニター・スイッチの指定方法について

   モニター・スイッチをONにする方法には2つあります。1つはデータベース・マネージャー構成パラメータで指定する方法で、もう1つはupdate monitor switchコマンドを利用して指定する方法です。

   モニター・スイッチとデータベース・マネージャー構成パラメータとの関係は以下のようになります。


モニター・スイッチデータベース・マネージャー構成パラメータデフォルト設定
BUFFERPOOLDFT_MON_BUFPOOLOFF
LOCKDFT_MON_LOCKOFF
SORTDFT_MON_SORTOFF
STATEMENTDFT_MON_STMTOFF
TABLEDFT_MON_TABLEOFF
TIMESTAMPDFT_MON_TIMESTAMPON
UOWDFT_MON_UOWOFF
表6:モニター・スイッチとデータベース・マネージャー構成パラメータとの関係

   データベース・マネージャー構成パラメータで指定するには、以下のようにします。



db2 "update dbm cfg using DFT_MON_BUFPOOL on DFT_MON_SORT on"

   update monitor switchコマンドを使う場合には、以下のようにします。



db2 "update monitor switches using BUFFERPOOL on SORT on"

   また、現在の monitor switchの設定を確認するには、以下のようにします。



db2 "get monitor switches"

   update monitor switchesコマンドを利用してモニター・スイッチを変更した場合、モニター・スイッチはupdate monitor switchesコマンドを実行した接続でのみ有効です。従って、後続のスナップショットの実行は、必ずupdate monitor switchesコマンドを実行したデータベースへの接続を使って取得する必要があります。

   なお、データベース・マネージャー構成パラメータを利用した場合には、このような考慮点はありません。

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