OEM dbconsoleを用いたリストア(リカバリ)実行の例
OEM dbconsoleを用いたリストア(リカバリ)実行の例
バックアップと同じく、すべてがGUIから操作でき、トラブル発生時のリストア作業を行う際には必ずDBMSは停止されます。まず、「メンテナンス」の「リカバリの実行」を選択します。
ここでPITRの指定を行ないます。なお、図7では日付指定を行っています。
「次へ」を選択して、ファイルをリストアする位置を設定します。通常はデフォルト位置です。
DBはLinux上にあるため、デフォルトの文字コードはEUCです。Webブラウザ上では文字化けしていますが、リストアに問題があったわけではないので、図10の画面が表示されれば正常に終了したこととなります。
まとめ
DBMS停止中に行うコールドバックアップについてはOracleとPostgreSQLで大きな違いはありません。DBMS稼働中に行うホットバックアップではOracleの方が多機能かつ容易です。
また紹介したRMANをGUIで実行できるように、Oracleでは「より簡単な操作かつ詳細なバックアップ設計」という点がバージョンを追うごとに着々と実装されています。
エンタープライズ市場でのニーズに応え、ライバルに打ち勝つためには、こういった面での操作がより簡単に行えることが必要です。それに比べて PostgreSQLの方はV8で少し実装が進んだとはいえ、機能面およびインターフェースの面で遅れをとっているという印象は否めません。
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この記事の筆者
1993年某SIベンダへ入社後、Oracle、DB関連のコンサルティング、チューニング、社内案件の技術支援などを10年ほど担当。2004年ミラクル・リナックス株式会社へ入社。
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