ぷらっとホーム、IoTデバイスとIoTアプリケーション間の相互データ通信を実現するIoTプラットフォーム製品を発表
ぷらっとホームは6月8日、あらゆるIoTデバイスとアプリケーション間を接続し、相互データ通信を実現するIoTプラットフォームのソフトウェア製品群、「Plat’Data Processing」を発表した。
「Plat’Data Processing」は、IoTシステムを構築したいユーザーに最適な製品群で、様々なIoTデバイスとクラウド又はオンプレミスサーバーとのデータ通信を柔軟かつ強力に実現するソフトウェア群。本製品によりユーザーは、自身の業務やサービスにあった柔軟でかつ信頼性の高いIoTシステムの構築を実現できる。
「Plat’Data Processing」は、様々なIoTデバイス(センサーなど)をインターネットに接続するデバイス側の通信を担当する「PD Emitter」と、伝送された大量のデータを安定的にハンドリングするセンター側のデータ処理機能を司る「PD Exchange」及びそれに付随するIoTアプリケーションによって構成される。
IoTシステムでは、様々なIoTデバイスが異なる種類の複雑なネットワークを経由して展開されるが、このようなネットワークでは必ずしも安定した通信が行えるとは限らないため、データの重複や欠落に繋がる。不安定なネットワークでの確実なデータ交換を実現するには手間のかかる処理と長期試験を必要とするが、「Plat’Data Processing」を利用することで、このような環境下でも確実なデータ交換を実現し、信頼性の高いIoTシステムを短期間かつ低コストで実現できる。
「Plat’Data Processing」は、実績のあるクラウドシステムに対応しているため、多数の異なるIoTデバイス群から構成されたセンサーネットワークへのスケールアウトを実現できる。また、オンプレミスシステムにも対応しているため、完全にクローズドな環境でのIoTシステムの実現も可能。
Plat’Data Processingの製品概要は以下の通り。
- PD Emitter
「PD Emitter」は、IoTデバイス制御機器(IoTゲートウェイ)向けのIoTデータ送受信オープンソース・ソフトウェアで、IoTゲートウェイなどのIoTデバイス制御機器上で動作し、センサーデータをサーバーへ転送する機能を持つ。「PD Exchange」への対応はもちろん、Amazon Kinesis / Redshiftなどのビッグデータ・クラウドサービスとの接続に対応している。IoTデバイスが多く、回線は不安定で、双方向の通信を必要とする環境下においても、IoTデバイスとアプリケーション間のデータ通信を安全・確実に実現する。 - PD Exchange
「PD Exchange」は、IoTのアプリケーション開発における共通機能であるIoTデバイスからのデータの集約と配信、IoTデバイスへのコマンド送信に特化したデータ交換用のサーバーソフトウェア。「PD Exchange」の柔軟な配信機能を活用すると、データとして温度と湿度が同時に送られてきたものをそれぞれ別のアプリケーションに配信することや、一方のアプリケーションには温度だけ、他方のアプリケーションには温度と湿度の両方を配信することも簡単に実現できる。TLS/SSLを採用したオープンなAPIを搭載しており、独自のアプリケーション構築をスモールスタートで開始できる他、既存の業務用アプリケーションでのデータ活用を容易に実現できる。 - IoTアプリケーション
「PD Exchange」に対応したアプリケーション製品群で、必要に応じて加工や蓄積・転送を行い、IoTシステムを最大限に活用できる。
・PD Archive:IoTデータをサーバーに効率よく蓄積、検索、加工出力出来るアプリケーション
・PD Alerter:IoTデータの監視・通報を行うアプリケーション
・PD Transit:IoTデータを『PD Exchange』から他のシステムへデータ転送を行うアプリケーション
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