INSTALL MANIAX 4 決勝レポート(前編)

2011年4月5日(火)
冨田 順

決勝大会ルール

決勝大会のルールは以下の通りです。

  • 制限時間は2時間。
  • Windows Azure上で動作している仮想インスタンスに対して、リモートデスクトップで接続できる機能は使用禁止。
  • Windows Azure上にインストールしたOSSにログイン(またはそれに類すること)ができたらインストール成功と見なす。
    インストールが成功して、インストール報告をした段階で各OSSに応じた点数が加算される。インストールに成功しても報告しなければ、点数は加算されない。

加点される点数は以下のとおり。

  • OSCにコミュニティが参加しているOSS 5点
  • 予選の課題OSSに指定されていたOSS  3点
  • その他のOSS 1点
  • OSCに参加しているコミュニティは、インストールマニアックス会場で宣伝することができる。そのコミュニティのOSSがインストール成功した場合は、20点が加算される。
  • 予選大会でインストールされた回数が多かったOSSランキングのうち、5位のOSSをインストール報告していた場合、NGアプリとして15点が減点される。
    ただし、この場合もインストール報告をしていない場合は、減点の対象にならない。
  • その他、審査員の気まぐれで加点・減点ルールが追加される。

決勝大会準備中の一コマ

いよいよ決勝スタート

13時25分、「あのタイガーマスクは誰なんだ?」という観戦者たちのほのかな疑問符と共に、インストールマニアックスの決勝戦が開始されました!開始早々、選手たちはまず、実際のインストールに先だって環境周りをそろえています。田口さんはIEの検索プロバイダをBingからGoogleに変更したり、FireFoxをインストールするなど、各種カスタマイズからの静かなスタートとなりました。

開始早々3名の審査員に優勝予想を伺ったところ

  • 「ただ一人だけ学生の宇田さんに頑張ってほしい」(マイクロソフト鈴木氏)
  • 「意外とタイガーマスクがやってくれる」(マイクロソフト砂金氏)
  • 「タイガーマスクに勝ってもらわないと困る!」(Think IT編集長 田口氏)

という各人の予想が。審査員陣もタイガーマスクへの期待が大きい様です。

一方そのころ、三枝さんは早速Windows Azureのポータルサイトにアクセス開始。でもなぜかSilverlightで構築された新しいポータルサイトではなく、HTMLベースの旧ポータルサイトで作業を進めています。「なぜ新しいのを使わない!?」という会場からの無言のツッコミを一身に受けていました。

OSC参加コミュニティが登場

開始から30分が経過した頃、ここで1組目のOSC参加コミュニティの方が登場。

注目の1組目は「EC-CUBE開発コミュニティ(http://www.ec-cube.net/)」。選手たちの表情が「行ける!」と「うーん…」という対照的な表情に変わります。

まだ各選手は環境構築の最中ですが、EC-CUBEをインストールすると一気に20点獲得できるということで、プランを練り始める選手が現れ始めました。

EC-CUBE開発コミュニティの方がマイクパフォーマンスを行っている最中にも着々と作業は進んでおり、ほぼ全ての選手がAzureへのデプロイを開始し始めました。しかし田口さんが「デプロイできないんだよなぁ…」といきなり気になる発言。これを横目に宇田さんは、すでにAzureにデプロイされたeXtplorerを使って着々と作業を進めていきます。

同じタイミングで柘植さん、廣瀬さん、田口さんはデプロイの待ち時間に入ったため、いったん休憩の退席。空いた時間の使い方にも各人の個性が出ています。

一方、期待されているタイガーマスクはAzure Storage ExplorerでBlobストレージを操作中。不穏な動きを見せながら、着々と作業を進めていきます。

(後編に続く)

次ページで決勝大会前半の写真が見られます→

【関連リンク】

INSTALL MAINAX 4 Azure祭り 碧空の勇者達

(アクセス:2011.03)

Japan Windows Azure User Group

普段はしがないサラリーマン。隙を見てはJapan Windows Azure User Groupのコアメンバーとして活動中。
Microsoft MVP - Windows Azure

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