INSTALL MANIAX 4 決勝レポート(前編)
決勝大会ルール
決勝大会のルールは以下の通りです。
- 制限時間は2時間。
- Windows Azure上で動作している仮想インスタンスに対して、リモートデスクトップで接続できる機能は使用禁止。
- Windows Azure上にインストールしたOSSにログイン(またはそれに類すること)ができたらインストール成功と見なす。
インストールが成功して、インストール報告をした段階で各OSSに応じた点数が加算される。インストールに成功しても報告しなければ、点数は加算されない。
加点される点数は以下のとおり。
- OSCにコミュニティが参加しているOSS 5点
- 予選の課題OSSに指定されていたOSS 3点
- その他のOSS 1点
- OSCに参加しているコミュニティは、インストールマニアックス会場で宣伝することができる。そのコミュニティのOSSがインストール成功した場合は、20点が加算される。
- 予選大会でインストールされた回数が多かったOSSランキングのうち、5位のOSSをインストール報告していた場合、NGアプリとして15点が減点される。
ただし、この場合もインストール報告をしていない場合は、減点の対象にならない。 - その他、審査員の気まぐれで加点・減点ルールが追加される。
決勝大会準備中の一コマ |
いよいよ決勝スタート
13時25分、「あのタイガーマスクは誰なんだ?」という観戦者たちのほのかな疑問符と共に、インストールマニアックスの決勝戦が開始されました!開始早々、選手たちはまず、実際のインストールに先だって環境周りをそろえています。田口さんはIEの検索プロバイダをBingからGoogleに変更したり、FireFoxをインストールするなど、各種カスタマイズからの静かなスタートとなりました。
開始早々3名の審査員に優勝予想を伺ったところ
- 「ただ一人だけ学生の宇田さんに頑張ってほしい」(マイクロソフト鈴木氏)
- 「意外とタイガーマスクがやってくれる」(マイクロソフト砂金氏)
- 「タイガーマスクに勝ってもらわないと困る!」(Think IT編集長 田口氏)
という各人の予想が。審査員陣もタイガーマスクへの期待が大きい様です。
一方そのころ、三枝さんは早速Windows Azureのポータルサイトにアクセス開始。でもなぜかSilverlightで構築された新しいポータルサイトではなく、HTMLベースの旧ポータルサイトで作業を進めています。「なぜ新しいのを使わない!?」という会場からの無言のツッコミを一身に受けていました。
OSC参加コミュニティが登場
開始から30分が経過した頃、ここで1組目のOSC参加コミュニティの方が登場。
注目の1組目は「EC-CUBE開発コミュニティ(http://www.ec-cube.net/)」。選手たちの表情が「行ける!」と「うーん…」という対照的な表情に変わります。
まだ各選手は環境構築の最中ですが、EC-CUBEをインストールすると一気に20点獲得できるということで、プランを練り始める選手が現れ始めました。
EC-CUBE開発コミュニティの方がマイクパフォーマンスを行っている最中にも着々と作業は進んでおり、ほぼ全ての選手がAzureへのデプロイを開始し始めました。しかし田口さんが「デプロイできないんだよなぁ…」といきなり気になる発言。これを横目に宇田さんは、すでにAzureにデプロイされたeXtplorerを使って着々と作業を進めていきます。
同じタイミングで柘植さん、廣瀬さん、田口さんはデプロイの待ち時間に入ったため、いったん休憩の退席。空いた時間の使い方にも各人の個性が出ています。
一方、期待されているタイガーマスクはAzure Storage ExplorerでBlobストレージを操作中。不穏な動きを見せながら、着々と作業を進めていきます。
(後編に続く)
<次ページで決勝大会前半の写真が見られます→>
【関連リンク】
INSTALL MAINAX 4 Azure祭り 碧空の勇者達
(アクセス:2011.03)