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INSTALL MANIAX 4 決勝レポート(後編)

2011年4月6日(水)
冨田 順

前回に引き続き、オープンソースカンファレンス2011 Tokyoの会場で行われたインストールマニアックス4決勝大会の模様をレポートしていきます。

決勝大会前編の記事はこちら

そろそろ折り返し間近 先行するのは?

45分が経過した頃、廣瀬さん、田口さんがインストール報告を上げ始め、均衡が破られます。報告を終えた田口さんは自動化されたインストールを流している間に休憩。タイガーマスクも同じく休憩に入りますが、「マスク内の湿気がすごい」とインストールと関係ない発言を残して退席します。決勝終了までに倒れなければよいのですが…。

インストールを続けてきた宇田さんが、せっかくインストールしたアプリのログインパスワードを忘れてアプリにログインできず!(しかも今日2回目)動作報告を上げるためにはアプリにログインすることが必要なので、これは手痛い失敗です。

中間地点での各選手の得点

ここで試合時間の半分となる1時間が経過しました。この時点での各選手の得点は以下のとおりです。

  • 暫定1位 宇田 周平さん 29点
  • 暫定2位 廣瀬 一海さん 16点
  • 暫定3位 田口 一博さん 6点
  • 暫定4位 三枝 貫吾さん 5点
  • 暫定5位 柘植 英一さん 0点
  • 暫定5位 伊達 直人さん 0点

ほとんどの選手は、Windows Azure Companionをベースに、何らかの改造をした物を使用してインストールを進めるという戦略のようです。

そんな中、廣瀬さんだけが最初にWindows AzureへApacheをインストール成功。続いてputtyからWindows Azureに接続してtelnet経由でコマンドを流し続けています。Windows Azure自体にはtelnetやSSHによる接続サービスは提供されていません。不思議に思って大会終了後に「telnetサーバーは何を使っていたのですか?」と聞いたところ「自作!」との答え。ここまで来ると「さすがインストールマニアックス」と言う他ありません。

このことからも、廣瀬さんだけ他の5人と全く異なる戦略をとっていることが注目されます。

試合が開始してから10分程度の間隔で、予選でインストールされたOSSランキングの10位から順に公開されてきました。残り時間50分を切った頃、公開されたランキング4位のOSSは「eXtplorer」、先に公開されていた6位のOSSは「Joomla!」。

5位のOSSのインストール報告をしていた場合は15点減点。田口さんと廣瀬さんが同じく「MODx」との予想や、三枝さんの「eXtplorerが5位だと思っていたからもう分かんない」という想定外の事態を迎えるなど、選手の間でNGアプリの読み合いが始まります。

真剣な表情でインストールを進める選手たち

審査員からいきなりのルール追加発動

75分が経過した頃、審査員のマイクロソフト鈴木さんから「誰も.NETアプリをインストールしてくれないのでルールを追加します」といきなりの宣言。最初に.NETアプリをインストールした人は20点、2番目にインストールした人は5点が通常の点数に上乗せされて加算されるルールが突然追加されました。

このルール変更にいち早く対応したのが田口さん。早速.NETアプリケーションのインストールに成功して20点を上乗せ。2位以下との差を広げにかかります。

休憩に入る前に「湿気がすごい」と言っていたタイガーマスクは、水を飲む際にもマスクを外さずに給水。素性を明かすことを頑なに拒み続けます。

司会者が柘植さんに「前回大会での勝因は何ですか?」と聞いたところ、「Perlでできた小さいアプリケーションをラストスパートでインストールして差しきりました」という回答が。このやりとりを聞いた廣瀬さんがすかさずPerlアプリのインストールを成功させて、決勝出場者のレベルの高さを見せつけます。

ランキング5位の「NGアプリ」をインストールしてしまうと減点される

残り30分のラストスパート

90分が経過して、残り時間は30分。
いよいよラストスパートとなり、インストール報告が一気に活気づきます。各選手の顔つきも真剣になって、黙々と作業を続けています。

残り20分になった頃、田口さんから「EC-CUBE入れたいですねぇ」との発言。一気に20点加算のダメ押しを狙いにいきます。

三枝さんはすでにEC-CUBEのインストールにチャレンジ中。しかし、DBの作成がうまくいかないため「苦しくなってきました…」という発言。見切りをつけるか、このまま狙うのか、難しい判断を迫られています。

一方タイガーマスクはおやつタイム。手渡されたうまい棒を、やっぱりマスクをつけたまま食べてみるも「見えないから何味かよく分からない」(ちなみに正解はぶたキムチ味)。絶対にマスクは外そうとしません。

そうこうしている間に田口さんがEC-CUBEのインストールに成功!ダメ押しの20点加算に成功します。これに喰らいつこうと、三枝さんはEC-CUBEのインストールに再チャレンジ開始。

この時点で残り10分。参加者全員、そろそろNGアプリが何なのかが気になり始めます。

残り時間10分でOSC参加コミュニティ2組目が

残り10分を切ったこのタイミングで2組目のコミュニティの方が会場到着。もう時間がないため、20点の加点対象が何のアプリケーションになるのか注目が集まります。

登場したのは「xoopscube.info(http://www.xoopscube.info/)」のコミュニティ。すでにXOOPS Cubeをインストールしていた田口さん、廣瀬さんに20点が加点されます。

そしてこれを受け、残り5分で柘植さんが急きょXOOPS Cubeのインストールを開始。しかしインストールは完了したものの、パスワードを忘れてログインできません。必死にパスワードを思い出そうとします…が、なかなか思い出せず、そうこうするうちに決勝終了のカウントダウンが始まります。

「3、2、1、ゼロ!」の声とともにタイムアップ!これにて、決勝大会が終了です。

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Japan Windows Azure User Group

普段はしがないサラリーマン。隙を見てはJapan Windows Azure User Groupのコアメンバーとして活動中。
Microsoft MVP - Windows Azure

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