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Worker RoleでWebアプリケーションを動かしてみよう

2011年5月26日(木)
田口 一博小木 ナツキ

環境の準備

[小木] 今回もよろしくお願いします。Worker ロールでHWC(ホスト可能なWebコア)を使って、WordPressを動かすんですね。何か難しそう。ちょっと…いや、とっても不安。

[田口] いえいえ、さすがに今回のコードを一から書くのは大変ですから、MSDN Code Galleryにあるコードサンプルを使います。基本的にはコピーして設定を変更するだけで動きますよ。

[小木] なぁんだ、コードは書かないのか~(ホッ)。少し残念だなぁ。
  
  

[田口] ゆるんだ顔で「少し残念」と言われても・・・、まあいいでしょう。さて、新しいデータベースを使いたいのでSQL Azureとローカルにデータベースを作っておいてください。名前は「wordpress2」など適当で良いですが、ローカルのデータベースの所有者は前回と同じ「wp-sqlsrv」にしておいてください。

[小木] 前回のデータベースは削除して良いですか?
  
  

[田口] どちらでもいいですよ。SQL Azureのデータベースを削除する場合は、Database Name でwordpress を選択して、Databaaseの[Drop Database]ボタンをクリックすれば削除できます(画面1)。

画面1:環境の準備.SQL Azureのデータベース削除(クリックで拡大)

[小木] (念のため残しておこう・・・)ローカルとSQL Azureにデータベースを作成しました!
※データベースの作成方法は、「第3回 Azureっていくらかかるんですか?」の3ページ目をご覧ください。

[田口] 次にHWCを使いますので、開発しているPCのHWCを有効にする必要があります。[コントロールパネル]の[プログラム]から[Windowsの機能の有効化または無効化]を起動して、[インターネット インフォメーション サービスのホスト可能な Webコア]にチェック、[OK]ボタンをクリックすれば、HWCは有効になります(画面2)。

画面2:環境の準備.HWCの有効化(クリックで拡大)

コードの準備

[小木] HWCも有効になったので、次はMSDN Code Galleryでソースのダウンロードですね。
  

[田口] そうですね。まずはMSDN Code Galleryの「Windows Azure Hosted Web Core Worker Role」ページにアクセスしてください(画面3)。

→ Windows Azure Hosted Web Core Worker Role - MSDN Code Gallery

画面3:コード準備.MSDN Code Gallery(クリックで拡大)

[小木] アクセスして「Downloads」タブをクリックしました。あれ・・・ソースコードっぽいのがたくさんあります。どれをダウンロードすれば良いですか?
  

[田口] 今回はHWCを使ってPHPを動かすだけなのでHWCWorker_php_source.zipをダウンロードしてください。
  

[小木] 了解です。ダウンロードして適当なフォルダに展開しました。次にVisual Web Developerを管理者モードで起動、メニューの[ファイル]-[ファイルを開く]でHWCWorkerフォルダの中にあるHWCWorker.slnを開いて・・・。Visual Studio 変換ウィザードが表示されましたが変換して良いですか(画面4)?

画面4:コード準備. Visual Studio 変換ウィザード(クリックで拡大)

[田口] はい。そのままウィザードに従って変換してください。
  
  

[小木] あれあれ、今度はセキュリティの警告が出ていますが大丈夫ですか(画面5)?

画面5:コード準備. HWCWorkerに対するセキュリティ警告(クリックで拡大)

[田口] 今回ダウンロードしたコードは大丈夫でしょう。表示されているメッセージを読んでから[ソリューション内のすべてのプロジェクトに対して確認メッセージを表示する]のチェックを外し、[OK]ボタンをクリックしてください。そうそう、インスタンス数を1に変更しておいてください。

[小木] HWCWorker.slnを開いたので、まずはインスタンス数を確認っと。おっデフォルトは2なのか~。Azureに乗せたときに余計なお金かかっちゃうし、テストなので1で十分、十分。インスタンス数を1に変更しました!VMサイズなどの設定もロールのプロパティでできるんですね。

Workerロールのプロパティ設定

HWCWorkerプロジェクトにある[ロール] – [HWCWorker_Worker]を右クリックして、[プロパティ]を選択します(画面6)。

画面6:ロールのプロパティ数設定

デフォルトで[構成]が選択されていると思いますので、そのまま[構成] にあるインスタンス数の値を「1」に変更します(画面6)。

画面7:ロールのインスタンス数設定(クリックで拡大)

PHPの準備

[田口] 次はWebロールのときと同じようにPHPを準備する必要がありますので・・・。
  

[小木] プロジェクトにphpフォルダが既にありますよ!って、あれ?中身が空っぽだ。
  

[田口] まあまあ、そう慌てずに。その空っぽのphpフォルダに前回のプロジェクトからphpフォルダの中にあるファイルを全てコピーして、プロジェクトに追加してください。

[小木] はい。前回のWebロールプロジェクトにある「php」フォルダの中身を全部コピーして、Visual Web Developerのphpフォルダに貼り付け・・・プロジェクトに追加しました!

[田口] ここまで問題ないか確認してみましょう。デバッグ開始してください。
  
  

[小木] 開始して実行されている感じがするのですが、ブラウザが起動されません。
  
  

[田口] あぁ、今回は手動でブラウザを起動して、http://127.0.0.1:81/ にアクセスしてみてください。
  

[小木] はーい。おぉ!問題なくphpinfoの画面表示されました。拡張モジュールのsqlsrvも有効です。
  

[田口] ではデバッグ停止して次に行きましょう。
  
  

スカイコード株式会社

主にマイクロソフトの技術を中心としたプログラマ兼システム管理者兼コンサルタント兼雑務係として従事。Microsoft Azureで少しでもラクに楽しく生きていこうと企む毎日。基本怠け者。

株式会社タクシーサイト

タクシーサイト開発担当。業務システムの開発に4年間従事。PHP、Object Pascal、C#などでプログラムの基礎の基礎を学び、その後他業種へ転職。ブランク後現在の会社に入社し、クラウドを一から勉強中。

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