Webサーバー Apacheの設定と起動
wordpressディレクトリの設定を変更する
httpd.confを修正する
~ の下あたりに追加する- /var/www/html/wordpress/にWordPressをインストールしている場合、AllowOverrideをAllに設定する。Allを指定すると、ディレクトリごとの設定を許可する
Apacheの再起動
AllowOverride Allの意味とは
WordPressのディレクトリにある.htaccess(hyper text access)ファイルは、ordPressのパーマネントリンク(パーマリンク)の機能に必要な設定が書かれています。そのため、wordpressディレクトリの.htaccessの設定が有効にならないと、パーマリンクが正常に動作しません。httpd.confの「AllowOverride All」は、.htaccessによる設定の変更を有効にするための設定です。
ファイアウォールの設定(Webサーバーへのアクセス)を変更する
Webサーバーへのアクセスを許可する
- --dport 22の下に1行追加する
- http(80番)を開ける
保存して終了します。
設定を反映する
ファイアウォールの設定
CentOS 6.xでは、インストールした状態では、Webサーバーが使う80番のポート(http)が閉じられています。このセキュリティ機能を管理しているのが、iptablesというソフトウェアです。Apacheの利用を開始するには、iptablesが管理している設定ファイル(/etc/sysconfig/iptables)を編集し、80番のポートを開けておく必要があります。
Webサーバーへのアクセスを確認する
アクセスできるかどうか確認します。CentOS上でFirefoxを起動し、「http://www.dekiru.gr.jp/」を入力して、Apache 2 Test Pageが表示されれば成功です。
※「www.dekiru.gr.jp」の部分は、設定したホスト名に読み換えてください。
Windowsクライアントのhostsファイルの確認
第10回目でWindowsのhostsファイルを変更した内容を確認します。hostsファイルを設定したクライアントからのみ、CentOSサーバーにアクセスできるようになります。
Windowsからwww.dekiru.gr.jpにアクセスする
Apache 2 Test Pageが表示されれば、成功です。
この記事のもとになった書籍 | |
---|---|
大月 宇美 著/できるシリーズ編集部 著 |
できるPRO WordPress -- Linuxユーザーのための構築&運用ガイド本書では、WordPressの導入と運用について、これから始めたいと思っている方を対象に、基本から応用へ、作業や操作を少しずつ、着実に進めていけるよう解説しています。 |